令和8年3月の病院報告概数が公表、1日平均在院患者数は約2万3千人減少の一方で外来患者数は増加
引用元:https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/byouin/m26/03.html
引用元: https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/byouin/m26/03.html
厚生労働省は令和8年6月9日に、「病院報告(令和8年3月分概数)」を公表いたしました。
この報告は、全国の病院および診療所における患者の利用状況や病床の活用実態などを毎月まとめているものです。
令和8年3月分の概数からは、在院患者数や病床利用率、平均在院日数などの最新動向が明らかになりました。
全体のトーンとしては、在院患者数の減少や平均在院日数の短縮が見られる一方で、外来患者数は増加に転じていることが示されています。
医療提供体制の現状を把握する上で、極めて重要なデータが並んでいます。
病院 報 告 (令和8(2026)年3月分概数)
令和8年6月9日
(結果の概要.pdf, Page 1)
まず、1日平均患者数の動向について詳細に見ていきます。
令和8(2026)年3月における病院の1日平均在院患者数は、1,140,076人となりました。
これは前月である令和8年2月の1,163,667人と比べて、23,591人の減少となっています。
主な病床別の内訳をみますと、精神病床が251,975人、一般病床が659,762人、療養病床が227,371人などとなっています。
前月比では、一般病床が21,222人の減少、療養病床が1,393人の減少、精神病床が929人の減少となりました。
さらに、感染症病床は171人で前月比33人の減少、結核病床は797人で前月比13人の減少を記録しています。
一方で、病院の1日平均外来患者数は1,200,063人となりました。
こちらは前月の1,176,623人と比べて、23,440人の増加となっています。
また、診療所の療養病床における1日平均在院患者数は1,329人で、前月比で18人の減少となりました。
時系列の推移グラフを見ますと、1日平均在院患者数は令和6年11月以降、おおむね110万人から115万人の間で推移していることがわかります。
1.1日平均患者数 各月間
病院 在院患者数 総数 令和8(2026)年3月 1 140 076 対前月増減(人) 令和8(2026)年3月 △ 23 591
精神病床 251 975 感染症病床 171 結核病床 797 療養病床 227 371 一般病床 659 762
外来患者数 令和8(2026)年3月 1 200 063 対前月増減(人) 令和8(2026)年3月 23 440
(結果の概要.pdf, Page 1)
病院の1日平均在院患者数
(結果の概要.pdf, Page 2)
次に、月末病床利用率の状況についてお伝えします。
令和8(2026)年3月末における病院全体の病床利用率は、77.1%となりました。
前月の77.0%と比べると、0.1ポイントの上昇となっています。
病床の種類別では、精神病床が80.4%、療養病床が85.7%、一般病床が73.6%となっています。
前月比では、一般病床が0.5ポイント上昇した一方、精神病床は0.5ポイント低下、療養病床も0.5ポイント低下しました。
その他の病床では、感染症病床が8.0%で前月比1.0ポイント低下、結核病床が23.5%で前月比0.8ポイント低下となっています。
また、診療所の療養病床における利用率は39.3%となり、前月の40.3%から1.0ポイント低下しています。
なお、月末病床利用率の算出式は、「月末在院患者数」を「月末病床数」で除し、それに100を乗じたものとなっています。
時系列グラフでは、病院の月末病床利用率は令和6年11月以降、おおむね70%から80%の間で推移していることが確認できます。
2.月末病床利用率 各月末
病院 総数 令和8(2026)年3月 77.1 対前月増減 令和8(2026)年3月 0.1
精神病床 80.4 感染症病床 8.0 結核病床 23.5 療養病床 85.7 一般病床 73.6
注:月末病床利用率 = 月末在院患者数 / 月末病床数 × 100
(結果の概要.pdf, Page 1)
病院の月末病床利用率
(結果の概要.pdf, Page 2)
続いて、平均在院日数の変化についてです。
令和8(2026)年3月における病院全体の平均在院日数は、24.9日となりました。
前月の25.3日と比べて、0.4日の減少となっています。
病床の種類別に見ますと、一般病床は15.4日で、前月の15.7日から0.3日の減少です。
精神病床は238.4日で、前月の244.7日から6.3日の減少となりました。
結核病床は59.1日で、前月の53.9日から5.2日の増加となっています。
療養病床は111.6日で、前月の111.8日から0.2日の減少です。
感染症病床は10.5日となり、前月の9.9日から0.6日の増加となりました。
さらに、診療所の療養病床における平均在院日数は94.1日となり、前月の99.6日から5.5日の減少となりました。
平均在院日数の算出式は、「在院患者延数」を「2分の1(新入院患者数+退院患者数)」で除したものとなっています。
ただし、療養病床の平均在院日数については、同一医療機関内の他の病床から移された患者数や、他の病床へ移された患者数も考慮する特別な式が用いられています。
時系列グラフを見ますと、病院の平均在院日数は令和6年11月以降、おおむね24日から28日の間で推移しています。
3.平均在院日数 各月間
病院 総数 令和8(2026)年3月 24.9 対前月増減(日) 令和8(2026)年3月 △ 0.4
精神病床 238.4 感染症病床 10.5 結核病床 59.1 療養病床 111.6 一般病床 15.4
ただし、療養病床の平均在院日数 = 在院患者延数 / 1/2(新入院患者数 + 同一医療機関内の他の病床から移された患者数 + 退院患者数 + 同一医療機関内の他の病床へ移された患者数)
(結果の概要.pdf, Page 1)
病院の平均在院日数
(結果の概要.pdf, Page 2)
今回の報告により、病院における在院患者数や平均在院日数が全体的に減少傾向にある一方で、外来患者数は増加している状況が示されました。
これらの数値は、医療ニーズの変化や医療提供体制の現状を把握するための重要な指標となります。
報告書の数値は四捨五入されているため、内訳の合計が総数に合わない場合もあります。
本統計に関するお問い合わせは、厚生労働省の政策統括官付参事官付保健統計室にて受け付けています。
今後も月ごとの推移や、季節的な変動を含めた動向を注視していく必要があります。
【照会先】
政策統括官付参事官付保健統計室
室 長 鈴木 和代
(結果の概要.pdf, Page 1)
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