令和8年5月の病院報告概数を公表、1日平均患者数と病床利用率が減少する一方、平均在院日数は増加へ
引用元:https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/byouin/m26/05.html
引用元: https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/byouin/m26/05.html
厚生労働省は、令和8年8月7日に「病院報告(令和8(2026)年5月分概数)」を公表しました。
この報告は、全国の病院および診療所における患者の利用状況を把握するために毎月実施されているものです。
今回の公表では、令和8年5月分における1日平均患者数、月末病床利用率、そして平均在院日数の最新データが示されました。
全体的な傾向として、患者数や病床利用率が前月と比較して減少しているのに対し、平均在院日数は多くの病床種別で増加していることが分かります。
本記事では、公表された統計データの中から、主要な3つの論点について事実を整理してお伝えいたします。
病 院 報 告 (令和8(2026)年5月分概数)
令和8年8月7日
(結果の概要.pdf, Page 1)
最初の論点として、1日平均患者数の動向についてご報告いたします。
令和8年5月中における病院の1日平均在院患者数は、総数で1,110,596人となりました。
これは、前月である令和8年4月と比較して18,471人の減少となっています。
病床種別ごとに内訳を見ると、精神病床が251,467人で前月比97人減、感染症病床が157人で前月比1人減となりました。
療養病床は224,531人で前月比2,199人減、一般病床は633,649人で前月比16,201人減を記録しています。
一方で、結核病床は792人となり、前月から28人増加しました。
また、外来患者の1日平均数は1,075,079人であり、前月の1,204,515人と比べて129,436人の大幅な減少を示しています。
診療所における療養病床の在院患者数は1,296人となり、前月から27人減少しました。
1.1日平均患者数 各月間
病院 在院患者数 総数 令和8(2026)年5月 1 110 596 対前月増減(人) 令和8(2026)年5月 △ 18 471
精神病床 251 467 △ 97
感染症病床 157 △ 1
結核病床 792 28
療養病床 224 531 △ 2 199
一般病床 633 649 △ 16 201
外来患者数 1 075 079 △ 129 436
診療所 在院患者数 療養病床 1 296 △ 27
(結果の概要.pdf, Page 1)
2つ目の論点として、月末時点における病床利用率の推移を説明いたします。
令和8年5月末における病院全体の病床利用率は、75.3%となりました。
この数値は、前月末の76.7%から1.4ポイント低下しています。
病床種別ごとの利用率を見ると、精神病床は80.9%で、前月と同水準を維持しました。
感染症病床は7.2%で前月比1.1ポイント低下、結核病床は24.9%で前月比0.8ポイント上昇となっています。
療養病床の利用率は85.0%となり、前月から0.9ポイント低下しました。
一般病床の利用率は70.8%で、前月の72.7%から1.9ポイント低下しています。
これに対し、診療所の療養病床利用率は39.9%となり、前月の39.7%から0.2ポイントの微増となりました。
2.月末病床利用率 各月末
病院 総数 令和8(2026)年5月 75.3 対前月増減 令和8(2026)年5月 △ 1.4
精神病床 80.9 △ 0.0
感染症病床 7.2 △ 1.1
結核病床 24.9 0.8
療養病床 85.0 △ 0.9
一般病床 70.8 △ 1.9
診療所 療養病床 39.9 0.2
(結果の概要.pdf, Page 1)
3つ目の論点として、平均在院日数の変化について取り上げます。
令和8年5月中における病院全体の平均在院日数は、26.2日となりました。
これは、前月の24.5日と比較して1.7日長くなっています。
病床種別ごとの平均在院日数を見ると、精神病床が254.4日で前月比18.1日増となりました。
感染症病床は9.9日で前月比0.6日増、結核病床は64.2日で前月比8.4日増となっています。
療養病床は122.9日で前月比11.0日増、一般病床は15.9日で前月比0.9日増を記録しました。
また、診療所の療養病床における平均在院日数は114.1日となり、前月の91.7日と比べて22.4日増加しています。
3.平均在院日数 各月間
病院 総数 令和8(2026)年5月 26.2 対前月増減(日) 令和8(2026)年5月 1.7
精神病床 254.4 18.1
感染症病床 9.9 0.6
結核病床 64.2 8.4
療養病床 122.9 11.0
一般病床 15.9 0.9
診療所 療養病床 114.1 22.4
(結果の概要.pdf, Page 1)
最後に、今後の見通しについて結びといたします。
今回発表されたデータはすべて概数値であり、今後の報告によって修正される可能性があります。
1日平均患者数や月末病床利用率の減少と、平均在院日数の増加という傾向が、今後どのように推移していくのかが注目されます。
厚生労働省からは、引き続き毎月の利用状況が公表される予定です。
日々の医療政策や地域医療の現場における実態把握のため、今後の公表データも注視していく必要があります。
注:数値は全て概数値である。
(結果の概要.pdf, Page 2)
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