令和7年度2月の調剤医療費は7,072億円、後発医薬品割合は数量ベースで91.7%に
厚生労働省が発表した令和7年度2月の調剤医療費動向についてお伝えします。
この月における電算処理分の調剤医療費は、総額で7,072億円となりました。
前年度の同じ時期と比べて6.9%の増加となっています。
令和7年度2月の調剤医療費(電算処理分に限る。以下同じ。)は 7,072 億円(伸び率(対前年度同期比。以下同じ)+6.9%)で、処方箋1枚当たり調剤医療費は 9,755 円(伸び率+2.7%)であった。
(概要.pdf, Page 1)
ここで用いられている調剤医療費は、調剤報酬明細書に記録された点数に10を乗じたものです。
また、処方箋枚数は、明細書に記録された受付回数の合計を指しています。
今回の報告は、電子レセプトで処理された調剤報酬明細書を分析対象としています。
調剤医療費
調剤報酬明細書に記録された点数に 10 を乗じたものをいう。
(用語の解説.pdf, Page 1)
処方箋枚数
調剤報酬明細書の「受付回数」欄に記録された処方箋受付回数をいう。
(用語の解説.pdf, Page 1)
処方箋1枚当たりの調剤医療費は9,755円を記録しました。
医療費の内訳をみますと、技術料が1,950億円で前年同期比6.0%増となっています。
また、薬剤料は5,108億円で7.3%増となりました。
そのうち後発医薬品は998億円となり、0.2%の微減となっています。
調剤医療費の内訳は、技術料が 1,950 億円(伸び率+6.0%)、薬剤料が 5,108 億円(伸び率+7.3%)、薬剤料のうち、後発医薬品が 998 億円(伸び率▲0.2%)であった。
(概要.pdf, Page 1)
薬剤料の多くを占める内服薬について詳しくみていきます。
内服薬における処方箋1枚当たりの薬剤料は5,325円で、前年比1.3%増となりました。
この薬剤料を、薬剤種類数、投薬日数、1日当たり薬剤料の3要素に分解して分析することができます。
それぞれの要素は、種類数が2.84種類、投薬日数が27.2日、1日当たり薬剤料が69円となっています。
薬剤料の多くを占める内服薬の処方箋 1 枚当たり薬剤料 5,325 円(伸び率+1.3%)を、処方箋 1 枚当たり薬剤種類数、1 種類当たり投薬日数、1 種類 1 日当たり薬剤料の3要素に分解すると、各々2.84 種類(伸び率+0.0%)、27.2 日(伸び率▲0.2%)、69 円(伸び率+1.5%)であった。
(概要.pdf, Page 1)
内服薬の薬剤料は、総額で3,860億円に達しました。
薬効大分類別で総額が最も高いのは、「その他の代謝性医薬品」の709億円です。
伸び幅が最も高かった薬効は「腫瘍用薬」で、前年同期から48億円増加しました。
内服薬の薬剤料 3,860 億円(伸び幅(対前年度同期差。以下同じ。)+202 億円)を薬効大分類別にみると、総額が最も高かったのは39 その他の代謝性医薬品の709 億円(伸び幅+13 億円)で、伸び幅が最も高かったのは 42 腫瘍用薬の+48 億円(総額 541 億円)であった。
(概要.pdf, Page 1)
後発医薬品の使用状況についてです。
数量ベースの新指標による割合は91.7%となり、1.1%の上昇をみせました。
しかし、薬剤料ベースの新指標は75.4%で1.5%低下しています。
後発品調剤率についても82.7%となり、1.0%の低下となりました。
数量ベース(新指標)注 1) 91.7 % +1.1 %
薬剤料ベース(新指標)注 2) 75.4 % ▲1.5 %
後発品調剤率 82.7 % ▲1.0 %
(印刷用のPDFファイルのダウンロードはこちらから.pdf, Page 2)
処方箋1枚当たりの調剤医療費を都道府県別にみます。
全国平均は9,755円ですが、最も高い北海道は11,714円となりました。
一方で、最も低い佐賀県は8,577円にとどまっています。
地域による医療費の違いや、後発医薬品の使用割合の動向に今後も注目が集まります。
処方箋 1 枚当たり調剤医療費を都道府県別にみると、全国では 9,755 円(伸び率+2.7%)で、最も高かったのは北海道(11,714 円(伸び率+2.8%))、最も低かったのは佐賀県(8,577 円(伸び率+3.5%))であった。
(概要.pdf, Page 1)
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