CrossHealth / 薬局持久度レポート
「薄い」には、二つの種類がある
長野県10の二次医療圏の薬局を、供給・高齢化・需要で見える化。地図の医療圏をクリックすると、市町村まで下りたレポートへ進めます。
この記事の数字について:出所は公開データ(厚生局・薬局機能情報提供制度=GMIS・NDBオープンデータ・社会保障人口問題研究所の将来推計人口など)。分析期間は上の「対象・期間」のとおりで、将来値は推計であり幅があります。検算のやり方と不確実性の扱いは方法論のページ →で説明しています。
長野県の調剤薬局は1,012軒。高齢化で処方せんの需要は今後20年、県全体では+3.8%とほぼ横ばいの見通しです。ただし10医療圏のうち4圏では65歳以上人口がすでに2025年でピークを迎えています。いちばん減る木曽医療圏(-20.6%)といちばん伸びる松本医療圏(+12.4%)の差は33.0ポイント。そして薬局1軒がかかえる面積は、長野の5.7km²から木曽の171.8km²まで30.1倍開きます。
地図 ── クリックで深掘り薬局1軒あたり処方せんの、医療圏ごとの将来
色は薬局1軒あたり処方せんの2025→2045変化。薬局の数がいまのままだと仮定して、高齢化で処方せんがどう動くかを示しています。いちばん厳しいのが木曽医療圏(-20.6%)、いちばん伸びるのが松本医療圏(+12.4%)。医療圏をクリックすると、その中の市町村差まで下りられます。
県の骨格 ── 薄さの正体枚数で薄いのは諏訪。距離で薄いのは木曽
薬局1軒あたりの年間処方せんは、県全体で12,651枚。医療圏別では諏訪の9,923枚から飯伊の15,070枚まで1.52倍開きます。いっぽう薬局1軒がかかえる面積は長野の5.7km²から木曽の171.8km²まで30.1倍。ところが薬局1軒あたりの人口で見ると上小の1,737人から木曽の2,483人まで1.43倍しか違いません。つまり「人の数に対して薬局が足りない地域」は長野県にはほとんど無く、開いているのは距離のほうです。そしてもうひとつ、枚数の薄さには別の理由があります。諏訪医療圏の院外処方率は69.5%で県内最低(県平均80.7%・最高は佐久の86.7%)。処方せんの30.5%が院内で完結していて、そもそも薬局に届いていません。「薄い」と一言でいっても、距離が遠いのか、院内で完結しているのか、意味はまったく違います。
人口動態 ── 需要の源県全体は+3.8%。でも4つの医療圏は、もう減りはじめている
長野県全体では、総人口は197万→166万人(-15.7%)と減る一方、65歳以上は66万→68万人(+3.8%)とわずかに増えます。高齢化率は33.2%→40.9%へ。ただし10医療圏のうち4圏(木曽・北信・大北・飯伊)では65歳以上人口が2025年でピークを迎え、すでに減少局面に入っています。ここにある薬局は145軒で、県内の14.3%です。いちばん減るのは木曽医療圏で-20.6%。逆に松本医療圏は+12.4%と伸び、65歳以上人口のピークは2045年です。
承継 ── 廃止届の読み方廃止届87件。そのまま消えたのは17軒でした
2025年(暦年)に長野県で出された薬局の廃止届は87件。ただしこのうち70件は新しい機関コードが記載されており、移転や承継で事業が続いた=その場所から薬局が消えてはいません。そのまま消えたのは17軒(薬局1,012軒の1.68%)でした。廃止届のうち本当に消えた割合は19.5%。長野県では、この差がとくに大きく出ます。移転・承継70件のうち61件(87.1%)が、たった4日ぶんの廃止日に集中しているためです。いちばん多い日は2025年4月30日の43件で、そのすべてが移転・承継(真の閉局は0件)。次が3月31日の15件です。ある法人の届出単位がまとめて切り替わると、廃止届の件数だけが一気に跳ね上がります。廃止届の総数を「閉じた薬局の数」と読んではいけません。廃止届がいちばん多かった長野医療圏(33件)でも、そのまま消えたのは7軒です。どの法人かはこのレポートでは扱いません。日付と件数だけをお見せします。
4年の推移 ── 動いているのはどちらか閉じる数はほぼ一定。動いているのは承継のほう
長野県は廃止名簿が2022年から連続してそろうため、暦年で4年ぶんを並べられます。真の閉局は11件→19件→17件→17件で、2023年以降の3年はほぼ同じ水準です。いっぽう移転・承継は10件→16件→42件→70件と増えており、廃止届のうち本当に消えた割合は52.4%→54.3%→28.8%→19.5%と下がりました。ただしこの動きの大半は前の節で見た一斉付け替えによるもので、「個々の薬局の承継が増えた」とは読めません。4年という短さもあり、傾向と呼ぶには早すぎます。言えるのは「閉じる数のほうは、この4年で大きく変わっていない」ことです。
機能の届出 ── 圏によってこれだけ違う届出がいちばん薄いのは、山の圏域ではありませんでした
かかりつけ薬剤師指導料の届出率を医療圏ごとに並べると、諏訪の44.6%から佐久の81.9%まで1.84倍開きます(県平均66.2%)。かかりつけと地域連携薬局はどちらも諏訪医療圏が県内最低で(44.6%・29.7%)、在宅患者訪問薬剤管理指導も34.7%と県内で下から2番目です(最低は木曽の33.3%ですが、こちらは薬局9軒で1店が11ポイント動かす分母です)。諏訪医療圏は薬局101軒・薬局1軒あたり7.1km²と県内で2番目に密な圏域で、山間の過疎地ではありません。同じ圏域が院外処方率69.5%・1軒あたり処方せん9,923枚といずれも県内最低であることと、並べて見る必要があります。兵庫県では届出率の順番が処方せん需要の伸びの順番と8医療圏すべてで一致し、「需要が減る地域ほど届出が薄い」という並びが見えていました。長野県の10医療圏では在宅の一致は3圏だけで、順位相関も0.321と弱く、同じ並びは再現しません。届出は自己申告で、届出=実際の提供ではありません。
ランキング ── 圏域差処方せんが増える医療圏・減る医療圏
木曽(-20.6%)から松本(+12.4%)まで。薬局の数がいまのままなら、1軒あたりの処方せんはこう動きます。現在の1軒あたり処方せんは諏訪の9,923枚から飯伊の15,070枚まで1.52倍の開きで、「いま薄い地域が、これからさらに薄くなる」とは限りません(1軒あたり処方せんと需要変化の順位相関は0.285)。ただし面積は効いています。薬局1軒あたりの面積が広い圏ほど需要は減る側で、順位相関は-0.721でした。実際には開局・閉局で店数も動きますが、その将来推計(2045年の店数)はいまも掲載していません(下の注記)。
くわしい数字10医療圏データ一覧
| 地域(医療圏) | 薬局 | 1軒あたり処方せん 2025 → 2045(枚/年) | 変化 |
|---|---|---|---|
| 長野 | 272 | 12,546 → 13,281 | +5.9% |
| 松本 | 201 | 13,587 → 15,274 | +12.4% |
| 上小 | 108 | 12,096 → 12,690 | +4.9% |
| 佐久 | 105 | 12,900 → 13,711 | +6.3% |
| 諏訪 | 101 | 9,923 → 9,923 | 0.0% |
| 上伊那 | 80 | 12,639 → 13,073 | +3.4% |
| 飯伊 | 65 | 15,070 → 14,267 | -5.3% |
| 北信 | 44 | 12,660 → 11,316 | -10.6% |
| 大北 | 27 | 12,493 → 11,445 | -8.4% |
| 木曽 | 9 | 12,322 → 9,784 | -20.6% |
※処方せんはNDBの医療圏別実績(2023年)に、将来推計人口の65歳以上人口の伸びを掛けた推計です。薬局数は2025年時点で固定しています。閉局は暦年2025の集計で、移転・承継を除いています。個店のランキングは作りません。
医療圏の型 ── 競争で減るのか、需要で減るのか長野県の医療圏は、すべて郊外型(需要減)です
薬局が閉じていく筋道には、大きく2つあります。ひとつは近くに薬局が多く、競争のなかで数が絞られていく道(都市型)。もうひとつは周りに薬局が少ないまま、患者そのものが減っていく道(郊外型)。長野県の10の二次医療圏を分けると、都市型が0圏・郊外型が10圏です。競争側の比率は圏によって0.00〜0.47まで開きます(0.5以上なら都市型)。同じ県のなかでも、減り方の筋道は一様ではありません。このうち8圏は、社人研の推計で20年に15%を超えて人口が減る側に入ります。県全体の総人口は2025→2045で-15.7%です。全国47都道府県・335の二次医療圏・65,634行(うち移転や承継を除いた本当の閉局3,952件)を学習した統計モデルによる分類です。特定の地方だけで学んだモデルを他の県に当てはめたものではありません。共通の係数は47都道府県すべての実データから学習しており、この地域の値は、この地域に実際にある薬局の実測値から計算しています。この分類は「どの筋道で薬局が減りやすい地域か」を示すもので、個々の薬局の見通しではありませんし、出店や撤退の判断もしません。
機能の届出 ── 厚生局の名簿で数える地域支援・医薬品供給対応体制加算の届出は91.8%です
薬局の機能は、これまで薬局機能情報提供制度(GMIS)の自己申告で数えていましたが、ここからは地方厚生局の「施設基準届出受理医療機関名簿」で数え直しています。長野県でこの名簿に載っている保険薬局は1,003軒で、そのうち届出があるのは──地域支援・医薬品供給対応体制加算 921軒=91.8%、かかりつけ薬剤師(服薬管理指導料の注1)(推定) 638軒=63.6%、在宅薬学総合体制加算 412軒=41.1%、電子的調剤情報連携体制整備加算(推定) 810軒=80.8%です。名簿の版は令和8年7月1日版(東北厚生局=青森・岩手・宮城・秋田・山形・福島の6県のみ令和8年6月1日版。7月分が未公開のため入手可能な最新を使用)。8つの厚生局・47都道府県をすべて同じ月の版でそろえてあるので、県どうしを並べて比べられます(GMISの自己申告は県によって取り込みの穴があり、これができませんでした)。推定を含む項目があります。「かかりつけ薬剤師(服薬管理指導料の注1)」は令和8年度改定でかかりつけ薬剤師指導料・包括管理料は服薬管理指導料に統合され、単独の届出名称が無くなりました。新様式の名簿にある「服薬管理指導料の注1」を代理指標として数えた推定値です(告示・通知文の逐語確認はしていません)。「電子的調剤情報連携体制整備加算」は令和8年度改定で「医療DX推進体制整備加算」の後継と判断して数えた推定値です(同一制度の後継という対応関係は未確認)。このページがこれまで載せていた届出率は、改定前の版の名簿を店名で突き合わせて数えたものでした。並べると、かかりつけ薬剤師(服薬管理指導料の注1)は今回63.6%/これまで66.2%(差-2.6ポイント)、地域支援・医薬品供給対応体制加算は今回91.8%/これまで47.1%(差+44.7ポイント)、在宅薬学総合体制加算は今回41.1%/これまで45.7%(差-4.6ポイント)です。差の主な理由は3つで、(1)令和8年度改定で後発医薬品調剤体制加算が地域支援・医薬品供給対応体制加算に統合されたこと(地域支援の届出率が跳ね上がる)、(2)かかりつけ薬剤師指導料が服薬管理指導料に統合され、代理指標に切り替えたこと、(3)これまでが店名の突き合わせ、今回が医療機関コードでの集計であること。どちらかが誤りという意味ではありません。これから先は、47都道府県を同じ月の版でそろえた今回の数え方を主に使います。同月版でそろえた全国比較では、地域支援・医薬品供給対応体制加算は91.8%で全国47都道府県中27位、かかりつけ薬剤師(服薬管理指導料の注1)は63.6%で全国47都道府県中13位、在宅薬学総合体制加算は41.1%で全国47都道府県中14位、電子的調剤情報連携体制整備加算は80.8%で全国47都道府県中40位です。順位は名簿の数え方がそろっている範囲での並びで、地域の医療の良し悪しを表すものではありません。分母は名簿に載っている薬局の数で、このページの他の場所に出てくるGMIS由来の薬局数とは出典が違うため一致しません。また届出は「その体制をとると届け出た」という記録で、実際に提供された量ではありません。
いま出していない数字いま出していないのは、2045年の薬局店数の推計だけです
このページでは、次の数字をまだ出していません。(1)2045年の薬局店数 2045年に薬局が何軒になるかという推計です。供給動学モデルは47都道府県のフル学習に更新され、「どの筋道で閉じるか」の係数は検算に通りました。しかし店数の水準を出すには、閉じる側と開く側の数え方がそろっている必要があります。実際に20年ぶん回すと全国で+25.4%(薬局が2割以上増える)、薬局の少ない医療圏では最大+913%という結果になりました。原因は2つで、ひとつは新規指定の名簿がほぼ完全に取れるのに対して廃止届のほうに取りこぼしが残ること(モデルの純増+1074軒/年に対し名簿の実測は+387軒/年)、もうひとつは薬局の少ない医療圏で開局数が全国平均側に引っ張られること(20軒未満の圏では推定2.5軒/年に対し実測0.33軒/年)です。 解禁の条件は、廃止届の取りこぼしをなくすこと(東海北陸のOCR再収穫・名簿の多年化)と、小さい医療圏で開局数が平均へ引っ張られないようにモデルを直すことです。数字を急いで出すより、間違っていた数字を下げるほうを選んでいます。
この地図の使い方(3段階のドリルダウン)
- 長野県(このページ・Lv1)=10の二次医療圏で「どの地域が細るか」をざっくり。
- 二次医療圏(Lv2)=圏内の市町村で「同じ圏域の中の差」を見る。
- 市町村(Lv3)=境界・薬局分布・経営シナリオまで。
このレポートの範囲と、正直な限界
- 【このレポートで言えること】地域単位(都道府県・二次医療圏)の薬局供給と、将来の高齢人口から見た需要の傾き。地域の持続可能性を映すためのものです。
- 【言えないこと】個々の薬局の経営状態・存続の見通しは一切わかりませんし、扱いません。個店のランキングや「この店は無くなる」といった予測は作りません。出店・撤退の判断はしません。事実をお見せし、判断は読み手に委ねます。
- 【いま出していない数字】2045年の薬局店数の推計は、いまも出していません(参入と退出の数え方がそろわず、そのまま回すと全国で薬局が2割以上増える計算になってしまうため)。医療圏の「都市型/郊外型」分類は、供給の統計モデルが47都道府県フル学習になったので掲載に切り替えました。
- 【処方せんの推計方法】NDBオープンデータの医療圏別・院外処方せん実績(2023年・県全体で年間12,802,491枚)に、その医療圏の65歳以上人口の伸びを掛けた推計です。医療圏より細かい単位では公表されていません。
- 【薬局数は2025年で固定】1軒あたり処方せんの将来値は、店舗数がいまのまま変わらないと置いた場合の数字です。開局・閉局による増減は含みません。
- 【高齢人口=需要の代理指標】処方せんの多くを高齢者が占めるという前提を置いています。受診率・在宅化率・オンライン服薬指導・後発品比率などの制度変更は織り込んでいません。
- 【閉局の数え方と集計期間】関東信越厚生局の保険薬局廃止情報のうち、移転・承継を除いた「真の閉局」だけを数えています。既定の集計期間は暦年2025(1〜12月)です。この期間の廃止届は87件で、うち70件は新しい機関コードが記載されており、別の担い手が事業を引き継いだと読めます。そのまま消えたのは17件です。暦年2025を既定にしたのは、大阪府(83件)千葉県(42件)埼玉県(51件)と同じ期間で直接比べられるためです。参考として直近12ヶ月(2025年5月〜2026年4月(12ヶ月))の値も持っており、真の閉局12件・廃止届28件です。
- 【廃止届の「塊」に注意】長野県の廃止届は、特定の日にまとまって大量に出ることがあります。暦年2025では2025-04-30に43件(うち移転・承継43件)、2025-03-31に15件(同12件)。暦年2025の移転・承継70件のうち61件(87.1%)がこうした「塊」に由来します。窓の外でも2024-08-31に22件(全件が移転・承継)という日があります。法人の届出単位が一斉に切り替わったものと読め、薬局が地域から消えたことを意味しません。廃止届の総数や、その月次の増減を「閉局が増えた/減った」と読まないでください。日ごとの件数は clo_bulk_days に入れてあります。どの法人かは個店の情報にあたるため、このレポートでは扱いません。
- 【4年ぶんの推移】名簿が2022年から連続してそろうため、暦年2022〜2025の4年を並べられます。真の閉局は11・19・17・17件、移転・承継は10・16・42・70件でした。移転・承継の増加は上記の「塊」がほぼすべてで、承継そのものが活発になったとは読めません。4年は傾向を語るには短く、増減の断定はしていません。
- 【単年の圏域差は振れます】暦年2025で見た「引き継がれなかった割合」は大北医療圏の0.0%から飯伊医療圏の75.0%まで開きますが、廃止届が5件未満の医療圏(木曽・北信・大北・飯伊)では1件で25ポイント以上動くため、率を主張には使っていません(5件以上の圏に限れば0.0〜28.6%)。1医療圏あたりの廃止届は10件前後しかありません。暦年4年ぶんで計算し直すと順位も水準も入れ替わります(各圏の4年値は true_share_pct_cal4y、年別内訳は clo_multiyear に入れてあります)。単年の圏域ランキングを固定的な性質として読まないでください。
- 【面積は距離のものさしであって、アクセスの可否ではない】面積は国土数値情報の行政区域ポリゴンから計算した幾何の指標で、県計13,552.2km²は公表値13,561.56km²と0.069%以内で一致します。ただし道路網・公共交通・冬期の通行止め・地形の起伏はまったく含みません。mesh_backbone_250m に長野県分は35,112セル投入済みですが、千葉県・奈良県で出している250mメッシュの徒歩アクセス率の算出はこのレポートにはまだ入れていません=次回更新で追加予定です。
- 【院外処方率】医療圏別の院外処方率はNDBオープンデータの院内・院外別処方件数から計算したものです。県全体で80.7%、諏訪医療圏の69.5%から佐久医療圏の86.7%まで開きます。院内で完結した処方せんは薬局には届かないため、1軒あたり処方せんが少ないことは必ずしも「薬局が多すぎる」ことを意味しません。
- 【薬局が1軒も無い自治体】長野県では13市町村(王滝村・小谷村・平谷村・根羽村・売木村・天龍村・泰阜村・大鹿村・小川村・南相木村・北相木村・生坂村・朝日村)に薬局がありません。合わせて16,697人(うち65歳以上7,033人)が住み、面積は1,501.8km²=県土の11.1%です。1軒あたりの指標は計算できないため、表では空欄・地図では色なしになります。
- 【小さい分母】77市町村のうち41(53.2%)が薬局8軒未満です。届出率は薬局3軒の町村では1店で33ポイント動きます。市町村別の比較は幅をもって読んでください。各JSONの small_n_muni に列挙してあります。
- 【薬局の範囲】調剤を行う薬局のみを対象とし、ドラッグストア専業(調剤なし)は含みません(県内211店を除外)。位置は届出上の市町村コード(長野県は全1,012店に登録があります)で割り当てています。
- 【機能の届出率】かかりつけ薬剤師指導料などの届出状況は薬局機能情報提供制度(GMIS)の自己申告に基づきます。長野県は全1,012店に届出データがあり、分母は薬局数と一致します。届出=実際の提供実績ではありません。
- 【全国の中での位置】長野県の薬局1軒あたりの65歳以上人口は647人で47都道府県中14位(多い順)ですが、薬局1軒あたりの処方せんは12,651枚で33位(多い順)です。1人あたり医療費(374,762円・2023年度)は低いほうから16位ですが、全国47都道府県で1人あたり医療費と1軒あたり処方せんの関係を見ると相関は弱く(相関係数-0.107)、「医療費が低い県では薬局の処方せんも一様に少ない」とは言えません。
- 【順位相関を強い主張に使わない】医療圏は10しかありません。面積と需要の関係、届出率と需要の関係はいずれも相関であって因果ではありません。「だから在宅を増やすべき」といった含意は書いていません。
- 【医療圏の区分】国土数値情報A38由来の医療圏マスタ(NDBの335圏と一致・第8次医療計画準拠)に従っています。長野県は10圏です。
- 【将来人口】国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(2023年推計)」。推計であり、実績ではありません。e65_peak_year は5年刻みの推計上のピークで、「2025年ピーク」は起点年なので「すでに減少局面」を意味します。
- 【ジオコードのフォールバック点】薬局5店の座標が長野県庁に落ちています(ジオコードのフォールバック)。届出の市町村コードは正しいので集計には影響しませんが、市町村・医療圏の重心からは外しています。
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