CrossHealth / 薬局持久度レポート[市区町村詳細版]
鹿児島市の薬局は、この先どうなるか
鹿児島市は県都であり鹿児島医療圏の中核で、薬局は339軒と県内最多。市街地の平地に薬局が厚く分布し、徒歩10分以内に薬局がある人口は76.6%、最寄り薬局までの徒歩中央値は5.2分。直近12ヶ月(2025年5月〜2026年4月)の閉局は真の閉局7件・移転承継7件だった。人口は2025年の約58万人から2050年に約50万人へ-14.6%減る見通しで、339軒という厚みの中で、周辺部と市街地のバランスがどう保たれるかが論点になる。
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薬剤師 ── 足りているのか鹿児島医療圏の薬剤師偏在指標
薬剤師の多寡は市区町村ではなく二次医療圏の単位で国が算定しています。 鹿児島市が属するのは鹿児島県鹿児島医療圏です(同じ圏域には日置市・いちき串木野市・三島村など5市区町村が含まれます)。 以下の数値はこの圏域全体のもので、鹿児島市だけの数値ではありません。
薬剤師偏在指標は、厚生労働省が定める「医療需要(ニーズ)あたりの薬剤師の多寡」です (薬剤師の供給 ÷ 推計業務量)。1.0前後が需給の目安で、高いほど薬剤師が多く、 低いほど少ないことを表します。鹿児島医療圏の薬局側は1.04で、 需給の目安である1.0前後です。2036年には1.16まで上がる見通しです。薬剤師の充足が進む方向を示します。 薬局と病院は別々に算定されるため、両者は一致しません。
地図 ── 薬局はどこにあるか鹿児島市の薬局の分布
鹿児島市の薬局分布地図です。甲突川・永田川が流れる地域です。鹿児島市を長い方の軸(南北)で5等分すると、南端の帯に人口の1.3%・薬局3軒、北端の帯に人口の3.5%・薬局4軒。人口1万人あたりの薬局数は南端3.9軒/北端1.9軒です。鹿児島市内の駅から500m以内に立つ薬局は15.9%(54軒/339軒・鹿児島市内の駅20か所)。赤い丸は直近12ヶ月(2025年5月〜2026年4月)の閉局です。鹿児島医療圏の5市区町村では、この期間の閉局は合計7件でした。鹿児島市の閉局は7件で、薬局339軒に対して2.1%でした。名簿が12か月そろった18県の実績では、年間の閉局率は中央値1.8%(幅0.6〜3.6%)です。薬局339軒の地域なら、この基準率どおりでも7件以上になる確率は約43%あります。なお、この県は名簿の号の記録が残っていないため、対象期間の閉局をすべて拾えているかを確認できません(件数は下振れしうる値です)。
- 1軒に預けられている人 ── その1軒が無くなると、鹿児島市で何人が歩いて行けなくなるか
- 歩いて行けない人は誰か ── 75歳以上のうち徒歩10分圏の外にいるのは何人か、2050年にどうなるか
- 車が前提か ── 歩いて行けない人は、車なら届くのか
- 供給の履歴 ── 鹿児島市の薬局は、いつ開いた店か
- 廃止届 ── 消えたのか、続いたのか(承継と本当の閉局を分けて数える)
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鹿児島市の薬局持久度レポート(A4・6ページ)
鹿児島市の薬局の分布と、同じ医療圏の市区町村どうしの落差を1冊にまとめました。 出典と作成時点を入れてあるので、そのまま社内やご相談の資料にお使いいただけます。
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