令和8年度6月の調剤医療費は7212億円で前年比4.8%増 後発医薬品割合は数量ベースで92.5%に
厚生労働省が公表した最近の調剤医療費の動向に関する集集計結果をお伝えします。
令和8年度6月号の集計により、調剤医療費の総額や後発医薬品の使用状況について最新のデータが明らかになりました。
令和8年度6月の調剤医療費(電算処理分に限る。以下同じ。)は 7,212 億円(伸び率(対前年度同期比。以下同じ)+4.8%)で、処方箋1枚当たり調剤医療費は 9,901円(伸び率+4.2%)であった。
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集計対象のレセプトは審査支払機関でレセプト電算処理システムにより処理された明細書です。
処方箋枚数ベースおよび医療費ベースの電算処理割合はともに約100%となっています。
レセプト電算処理システムで処理された調剤報酬明細書のデータを分析対象としている。
令和8年度6月現在の電算処理割合は、処方箋枚数ベース、医療費ベースともに約100%である。
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1つ目の重要なポイントは、調剤医療費の総額と内訳の動向です。
令和8年度6月の調剤医療費総額は7,212億円となり、伸び率は対前年度同期比でプラス4.8%でした。
処方箋1枚当たりの調剤医療費は9,901円で、プラス4.2%となっています。
調剤医療費の内訳を見ると、技術料が1,943億円でプラス1.7%でした。
薬剤料は5,254億円でプラス5.9%となり、全体を押し上げています。
いっぽうで、薬剤料のうち後発医薬品は859億円となり、マイナス6.6%に減少しました。
調剤医療費の内訳は、技術料が 1,943 億円(伸び率+1.7%)、薬剤料が 5,254 億円(伸び率+5.9%)、薬剤料のうち、後発医薬品が 859 億円(伸び率▲6.6%)であった。
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2つ目の重要なポイントは、内服薬の要素分解と薬効分類別の状況です。
薬剤料の多くを占める内服薬の処方箋1枚当たり薬剤料は5,417円で、プラス3.5%でした。
これを3つの要素に分解して分析しています。
処方箋1枚当たり薬剤種類数は2.79種類で、プラス0.4%でした。
1種類当たり投薬日数は29.1日で、プラス4.4%となっています。
1種類1日当たり薬剤料は67円で、マイナス1.3%でした。
内服薬の薬剤料総額3,946億円を薬効大分類別に見ると、総額が最も高かったのはその他の代謝性医薬品で758億円でした。
伸び幅が最も高かった分類は腫瘍用薬で、前年度から62億円増加し総額598億円となりました。
薬剤料の多くを占める内服薬の処方箋 1 枚当たり薬剤料 5,417 円(伸び率+3.5%)を、処方箋 1 枚当たり薬剤種類数、1 種類当たり投薬日数、1 種類 1 日当たり薬剤料の3要素に分解すると、各々2.79 種類(伸び率+0.4%)、29.1 日(伸び率+4.4%)、67 円(伸び率▲1.3%)であった。
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内服薬の薬剤料 3,946 億円(伸び幅(対前年度同期差。以下同じ。)+152 億円)を薬効大分類別にみると、総額が最も高かったのは39 その他の代謝性医薬品の758 億円(伸び幅+7 億円)で、伸び幅が最も高かったのは 42 腫瘍用薬の+62 億円(総額598 億円)であった。
(概要.pdf, Page 1)
3つ目の重要なポイントは、後発医薬品の使用状況と都道府県別の地域差です。
後発医薬品割合は、数量ベースの新指標で92.5%となり、伸び幅はプラス1.3%でした。
薬剤料ベースの新指標では76.3%で、伸び幅はマイナス1.4%となっています。
後発品調剤率は76.0%で、マイナス4.0%となりました。
都道府県別の処方箋1枚当たり調剤医療費は、全国平均で9,901円です。
都道府県別で最も高かったのは福井県で11,753円でした。
最も低かったのは佐賀県で8,654円となっています。
伸び率が最も高かった地域は沖縄県でプラス7.7%でした。
最も伸び率が低かったのは富山県でプラス2.3%となっています。
数量ベース(新指標) 92.5 % +1.3 %
薬剤料ベース(新指標) 76.3 % ▲1.4 %
後発品調剤率 76.0 % ▲4.0 %
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処方箋 1 枚当たり調剤医療費を都道府県別にみると、全国では 9,901 円(伸び率+4.2%)で、最も高かったのは福井県(11,753 円(伸び率+2.6%))、最も低かったのは佐賀県(8,654 円(伸び率+4.3%))であった。
また、伸び率が最も高かったのは沖縄県(伸び率+7.7%)、最も低かったのは富山県(伸び率+2.3%)であった。
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今回の集計結果からは、全体的な医療費の増加傾向とともに、投薬日数の伸びや後発医薬品の調剤率の変化などが確認されました。
都道府県による調剤医療費の違いや、薬効分類ごとの変動を含め、今後の推移が引き続き注目されます。
最近の調剤医療費(電算処理分)の動向
令和8年度6月号
(概要.pdf, Page 1)
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