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セルフメディケーション税制が見直しへ!防風通聖散など「痩身目的」の医薬品を除外、4年の経過措置を設置

引用元:https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_73859.html

引用元: https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_73859.html


厚生労働省は、第5回セルフケア・セルフメディケーション推進に関する有識者検討会を持ち回り開催いたしました。

今回の会議では、セルフメディケーション税制において、税制の対象から除外する非スイッチOTC医薬品や、その経過措置期間について具体的な見直し案が示されました。

医療費控除の特例措置としての効果を高めるため、対象範囲の重点化が進められています。

この検討会は、専門家などの意見を聴きながら、セルフメディケーション税制のあり方を検討することを目的として設置されました。

第5回セルフケア・セルフメディケーション推進に関する有識者検討会

- 議事次第 -

持ち回り開催

(議事次第.pdf, Page 1)

最初の大きな変更点は、税制の適用期限と対象範囲の見直しです。

令和8年度の税制改正大綱において、スイッチOTC医薬品の適用期限は撤廃され、制度が恒久化されることになりました。

一方で、それ以外の医薬品については適用期限が5年間延長されます。

また、対象となる医薬品の範囲についても大きな見直しが行われます。

消化器官用薬や、生薬を有効成分として含有する鎮咳去痰薬、OTC検査薬、薬局製造販売医薬品などが新たに対象へと追加されることが決定しました。

これに対して、痩身や美容を目的として使用される可能性がある医薬品は、税制の対象から除外される方針が示されました。

1.適用期限について、スイッチOTC医薬品は撤廃し、それ以外の医薬品は5年延長する。

2.対象となる医薬品について、次のとおり見直しを行う。

【追加】消化器官用薬、生薬を有効成分として含有する鎮咳去痰薬、OTC検査薬、薬局製造販売医薬品

【除外】痩身又は美容を目的として使用される可能性がある医薬品

(資料.セルフメディケーション税制の在り方について.pdf, Page 2)

二つ目の変更点は、具体的な除外対象として「防風通聖散」と「大柴胡湯」が特定されたことです。

防風通聖散は、現在は税制対象であるマオウを含有する鼻炎用内服用薬として、税制の対象となっています。

しかし、肥満症への効能効果があり、使用にあたって「腹部に皮下脂肪が多く、便秘がちなもの」が条件とされているため、実質的に痩身目的で使用される可能性が高いと判断されました。

また、現在は税制対象外である大柴胡湯も、便秘や胃炎の効能効果があることから、令和9年以降に消化器官用薬として税制対象になりうる製品です。

しかし、こちらも「脂肪を落とす」といった表現で痩身効果を強調して販売されている製品があるため、あらかじめ除外されることになりました。

パッケージに「脂肪を落とす」や「美白」、「美容」といった表現を用いて、明らかに痩身や美容を訴求する医薬品も同様に税制対象外とされます。

防風通聖散:現在、税制対象となっている。

大柴胡湯:現在、税制対象外となっている。ただし、令和9年以降に税制対象になりうる。

(資料.セルフメディケーション税制の在り方について.pdf, Page 6)

上記のとおり、防風通聖散と大柴胡湯を税制対象外とするほか、これらと同様に、パッケージに「脂肪を落とす」や「脂肪を減らす」、「脂肪を燃やす」等、これに類する表現を用いて明らかに痩身を訴求して販売する医薬品がある場合、税制対象外とする。また、例えば、パッケージに「美白」や「美容」等、これに類する表現を用いて販売する医薬品がある場合も同様とする。

(資料.セルフメディケーション税制の在り方について.pdf, Page 8)

三つ目の対応案として、税制対象から除外される医薬品に対して4年間の経過措置期間を設けることが示されました。

これは、消費者への周知や店頭での商品の入れ替え、卸売業者の流通在庫期間を考慮した措置となります。

現行の税制対象商品には、パッケージやレシートの上に税制対象マークが印字されています。

OTC医薬品の品質保証期間は3年程度であるため、施行前に出荷されたマーク入りの商品が市場に残る可能性を考慮しました。

確定申告の段階で、消費者が対象外の商品を誤って申告し、修正申告が必要になるトラブルを防ぐための配慮です。

このため、令和3年度の税制改正時と同様に、4年間の経過措置期間を設ける案が提示されました。

痩身又は美容を目的として使用される可能性がある医薬品を、現行の税制対象から除外するにあたり、令和3年度税制改正時における経過措置(次ページ)を参考に、4年間の経過期間が設けることでよいか。

(資料.セルフメディケーション税制の在り方について.pdf, Page 9)

このため、今般対象外とする商品については、消費者への認知、商品入れ替えに要する期間(※)、卸の流通在庫期間に鑑みて、税制の対象から除外するまでに4年間の経過措置を設けることとしてはどうか。

(資料.セルフメディケーション税制の在り方について.pdf, Page 10)

この検討会は、限られた医療資源を有効に活用しながら、国民の健康づくりを促進することを目指して議論を重ねてきました。

セルフメディケーション税制のあり方をより効果的なものに重点化するため、今回の見直し案が取りまとめられました。

今後は、令和8年度の税制改正に向けて、具体的な実務対応や消費者への周知が注視されます。

国民一人ひとりが可能な限り健康で有意義な生活を送りながら活躍できる社会(健康活躍社会)を実現していくためには、限られた医療資源を有効に活用しながら、国民の健康づくりを促進することが重要である。

(参考資料.開催要綱.pdf, Page 1)


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