CrossHealth / 薬局持久度レポート[市区町村詳細版]
和歌山市の薬局は、この先どうなるか
和歌山市は県庁所在地で県内の薬局の半数近くが集まる中心都市であり、薬局は195軒と県内最大。市街地に薬局が面的に広がり、徒歩10分以内に薬局がある人口は75.7%、最寄り薬局までの徒歩中央値は6.4分と県内でも近い部類に入る。直近12か月(2025年5月〜2026年4月)の廃止届は12件で、うち6件は承継・移転により事業が続き、そのまま閉じた薬局は6軒だった。人口は2025年の約34.6万人から2050年に約28.0万人へ-19.1%縮む見通し。軒数の厚みがある分だけ入れ替わりも起きやすく、どの地区で減るかが長期の論点になる。
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薬剤師 ── 足りているのか和歌山医療圏の薬剤師偏在指標
薬剤師の多寡は市区町村ではなく二次医療圏の単位で国が算定しています。 和歌山市が属するのは和歌山県和歌山医療圏です(同じ圏域には海南市・紀美野町など3市区町村が含まれます)。 以下の数値はこの圏域全体のもので、和歌山市だけの数値ではありません。
薬剤師偏在指標は、厚生労働省が定める「医療需要(ニーズ)あたりの薬剤師の多寡」です (薬剤師の供給 ÷ 推計業務量)。1.0前後が需給の目安で、高いほど薬剤師が多く、 低いほど少ないことを表します。和歌山医療圏の薬局側は1.08で、 やや多い水準です。2036年には1.35まで上がる見通しです。薬剤師の充足が進む方向を示します。 薬局と病院は別々に算定されるため、両者は一致しません。
地図 ── 薬局はどこにあるか和歌山市の薬局の分布
和歌山市の薬局分布地図です。紀の川・和田川が流れる地域です。和歌山市を長い方の軸(東西)で5等分すると、西端の帯に人口の3.5%・薬局3軒、東端の帯に人口の3.4%・薬局6軒。人口1万人あたりの薬局数は西端2.5軒/東端5.1軒です。和歌山市内の駅から500m以内に立つ薬局は31.3%(61軒/195軒・和歌山市内の駅34か所)。赤い丸は直近12か月(2025年5月〜2026年4月)の閉局です。和歌山医療圏の3市区町村では、この期間の閉局は合計6件でした。和歌山市の閉局は6件で、薬局195軒に対して3.1%でした。名簿が12か月そろった18県の実績では、年間の閉局率は中央値1.8%(幅0.6〜3.6%)です。薬局195軒の地域なら、この基準率どおりでも6件以上になる確率は約15%あります。なお、この県は対象期間の名簿が7か月分しか確認できていないため、件数は下振れしている可能性があります。
- 1軒に預けられている人 ── その1軒が無くなると、和歌山市で何人が歩いて行けなくなるか
- 歩いて行けない人は誰か ── 75歳以上のうち徒歩10分圏の外にいるのは何人か、2050年にどうなるか
- 車が前提か ── 歩いて行けない人は、車なら届くのか
- 供給の履歴 ── 和歌山市の薬局は、いつ開いた店か
- 廃止届 ── 消えたのか、続いたのか(承継と本当の閉局を分けて数える)
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和歌山市の薬局持久度レポート(A4・6ページ)
和歌山市の薬局の分布と、同じ医療圏の市区町村どうしの落差を1冊にまとめました。 出典と作成時点を入れてあるので、そのまま社内やご相談の資料にお使いいただけます。
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