CrossHealth / 薬局持久度レポート[市区町村詳細版]
海南市の薬局は、この先どうなるか
海南市は和歌山市の南に接する市で、薬局は23軒。市街地には薬局が集まる一方、市域には山あいの集落が広く、徒歩10分以内に薬局がある人口は43.7%、最寄り薬局までの徒歩中央値は12.6分。直近12か月(2025年5月〜2026年4月)の廃止届は2件で、いずれも承継・移転により事業は続き、そのまま閉じた薬局は0軒だった。人口は2025年の約4.5万人から2050年に約2.8万人へ-37.1%縮む見通しで、市街地の集積と徒歩圏外の集落との距離差が長期の論点になる。
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薬剤師 ── 足りているのか和歌山医療圏の薬剤師偏在指標
薬剤師の多寡は市区町村ではなく二次医療圏の単位で国が算定しています。 海南市が属するのは和歌山県和歌山医療圏です(同じ圏域には和歌山市・紀美野町など3市区町村が含まれます)。 以下の数値はこの圏域全体のもので、海南市だけの数値ではありません。
薬剤師偏在指標は、厚生労働省が定める「医療需要(ニーズ)あたりの薬剤師の多寡」です (薬剤師の供給 ÷ 推計業務量)。1.0前後が需給の目安で、高いほど薬剤師が多く、 低いほど少ないことを表します。和歌山医療圏の薬局側は1.08で、 やや多い水準です。2036年には1.35まで上がる見通しです。薬剤師の充足が進む方向を示します。 薬局と病院は別々に算定されるため、両者は一致しません。
地図 ── 薬局はどこにあるか海南市の薬局の分布
海南市の薬局分布地図です。亀の川・加茂川が流れる地域です。海南市を長い方の軸(東西)で5等分すると、西端の帯に人口の15.5%・薬局1軒、東端の帯に人口の8.6%・薬局1軒。人口1万人あたりの薬局数は西端1.4軒/東端2.6軒です。海南市内の駅から500m以内に立つ薬局は56.5%(13軒/23軒・海南市内の駅6か所)。赤い丸は直近12か月(2025年5月〜2026年4月)の閉局です。和歌山医療圏の3市区町村では、この期間の閉局は合計6件でした。海南市の閉局は0件でした。名簿が12か月そろった18県の実績では、年間の閉局率は中央値1.8%(幅0.6〜3.6%)です。薬局23軒の地域なら、この基準率どおりでも0件になる確率は約66%あります。なお、この県は対象期間の名簿が7か月分しか確認できていないため、件数は下振れしている可能性があります。
- 1軒に預けられている人 ── その1軒が無くなると、海南市で何人が歩いて行けなくなるか
- 歩いて行けない人は誰か ── 75歳以上のうち徒歩10分圏の外にいるのは何人か、2050年にどうなるか
- 車が前提か ── 歩いて行けない人は、車なら届くのか
- 供給の履歴 ── 海南市の薬局は、いつ開いた店か
- 廃止届 ── 消えたのか、続いたのか(承継と本当の閉局を分けて数える)
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海南市の薬局持久度レポート(A4・6ページ)
海南市の薬局の分布と、同じ医療圏の市区町村どうしの落差を1冊にまとめました。 出典と作成時点を入れてあるので、そのまま社内やご相談の資料にお使いいただけます。
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