CrossHealth / 薬局持久度レポート[市区町村詳細版]
大崎市の薬局は、この先どうなるか
大崎市は大崎・栗原医療圏の中核で、薬局は圏内最多の80軒。古川の市街地を中心に集まる一方、市域は鳴子温泉方面まで東西に長い。徒歩10分以内に薬局がある人口は51.4%、最寄り薬局までの徒歩中央値は9.5分で、市街地と農村部・山あいの距離の差が大きい。直近の窓(2025年6月〜2026年4月・11ヶ月)の閉局は真の閉局1件・移転承継1件だった。人口は2025年の約11.9万人から2050年に約8.7万人へ縮む見通しで、80軒の配置と徒歩圏の外に残る集落をどう支えるかが論点になる。
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薬剤師 ── 足りているのか大崎・栗原医療圏の薬剤師偏在指標
薬剤師の多寡は市区町村ではなく二次医療圏の単位で国が算定しています。 大崎市が属するのは宮城県大崎・栗原医療圏です(同じ圏域には栗原市・色麻町・加美町など6市区町村が含まれます)。 以下の数値はこの圏域全体のもので、大崎市だけの数値ではありません。
薬剤師偏在指標は、厚生労働省が定める「医療需要(ニーズ)あたりの薬剤師の多寡」です (薬剤師の供給 ÷ 推計業務量)。1.0前後が需給の目安で、高いほど薬剤師が多く、 低いほど少ないことを表します。大崎・栗原医療圏の薬局側は0.93で、 やや少ない水準です。2036年には1.18まで上がる見通しです。薬剤師の充足が進む方向を示します。 薬局と病院は別々に算定されるため、両者は一致しません。
地図 ── 薬局はどこにあるか大崎市の薬局の分布
大崎市の薬局分布地図です。小山田川・渋川が流れる地域です。大崎市を長い方の軸(南北)で5等分すると、南端の帯に人口の15.8%・薬局11軒、北端の帯に人口の0.6%・薬局なし。人口1万人あたりの薬局数は南端5.8軒/北端0.0軒です。大崎市内の駅から500m以内に立つ薬局は17.5%(14軒/80軒・大崎市内の駅16か所)。赤い丸は2025年6月〜2026年4月(11ヶ月)の閉局です。大崎・栗原医療圏の6市区町村では、この期間の閉局は合計3件でした。大崎市の閉局は1件で、薬局80軒に対して1.2%でした。名簿が12か月そろった18県の実績では、年間の閉局率は中央値1.8%(幅0.6〜3.6%)です。薬局80軒の地域なら、この基準率どおりでも1件以上になる確率は約77%あります。
- 1軒に預けられている人 ── その1軒が無くなると、大崎市で何人が歩いて行けなくなるか
- 歩いて行けない人は誰か ── 75歳以上のうち徒歩10分圏の外にいるのは何人か、2050年にどうなるか
- 車が前提か ── 歩いて行けない人は、車なら届くのか
- 供給の履歴 ── 大崎市の薬局は、いつ開いた店か
- 廃止届 ── 消えたのか、続いたのか(承継と本当の閉局を分けて数える)
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大崎市の薬局持久度レポート(A4・6ページ)
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似ている地域
全国335の二次医療圏から、人口規模・高齢化率・薬局の薄さ・医薬分業率で似ている圏を、同じ県を除いて探しました。
- 山形県庄内 →87km人口規模1軒あたり面積医薬分業率高齢化率1軒あたり人口
- 大分県東部 →1,030km高齢化率1軒あたり人口人口規模医薬分業率
- 兵庫県但馬 →652km医薬分業率1軒あたり人口高齢化率1軒あたり面積人口規模
- 鹿児島県姶良・伊佐 →1,198km医薬分業率人口規模1軒あたり人口1軒あたり面積
- 熊本県八代 →1,146km高齢化率1軒あたり人口1軒あたり面積医薬分業率