福島県県北医療圏

CrossHealth / 薬局持久度レポート / 福島県

8つの市町村のうち、需要が増えるのは3つだけ

県北医療圏(福島市・二本松市・伊達市・本宮市・桑折町・国見町・川俣町・大玉村)の薬局を、供給・高齢化・需要で見える化しています。

データ更新: 2026-07-28Lv2(医療圏)出典: 公的統計のみ

この記事の数字について:出所は公開データ(厚生局・薬局機能情報提供制度=GMIS・NDBオープンデータ・社会保障人口問題研究所の将来推計人口など)。分析期間は上の「対象・期間」のとおりで、将来値は推計であり幅があります。検算のやり方と不確実性の扱いは方法論のページ →で説明しています。

県北医療圏の調剤薬局は265軒で、福島県内の29.4%。県内6医療圏でいちばん多い圏です。圏全体では65歳以上人口が15.2万→15.0万人(-1.2%)とほぼ横ばいですが、8市町村に割ると川俣町 -28.5% 〜 大玉村 +9.6%まで38.1ポイント開きます。この落差は、県内で算出できた4医療圏どうしの差(21.4ポイント)より大きいものです。

地図 ── 地域差を見る圏内で、需要のシェアはどう動くか

色は圏内での薬局1軒あたり処方せんのシェア移動(2025→2045)です。県ページ(Lv1)の色が絶対値なのに対し、ここは圏の中での相対値です。圏の需要そのものはほぼ横ばい(-1.2%)なので、プラスの市町村は「圏の中で相対的に厚くなる」という意味になります。

川俣町:薬局7/1軒あたり処方せん -28.5%川俣町国見町:薬局6/1軒あたり処方せん -25.2%国見町伊達市:薬局32/1軒あたり処方せん -12.3%伊達市二本松市:薬局22/1軒あたり処方せん -10.6%本松市桑折町:薬局6/1軒あたり処方せん -10.1%福島市:薬局176/1軒あたり処方せん +7.1%福島市本宮市:薬局15/1軒あたり処方せん +8.4%本宮市大玉村:薬局1/1軒あたり処方せん +9.6%
色=圏内での1軒あたり処方せんのシェア移動(→2045)
薄くなる厚くなる
市区町村そのものの形で塗り分けています。
この色は圏内での相対値です。県ページ(Lv1)の色は絶対値で、意味が違います。

人口動態8市町村のうち5つは、65歳以上がもう減りはじめています

県北医療圏の総人口は44.5万→34.7万人(-21.9%)、65歳以上は15.2万→15.0万人(-1.2%)、高齢化率は34.2%→43.3%へ。圏の65歳以上人口のピークは2040年です。ただし市町村ごとに見ると、8つのうち5つは2025年がピークで、すでに減少局面に入っています。2050年まで増え続けるのは本宮市と大玉村の2つだけです。

総人口65歳以上
0万12万25万38万50万20252030203520402045205032万15万
実データ(社人研 将来推計人口・2023年推計)。

承継廃止届6件のうち、そのまま消えたのは3件でした(8ヶ月)

2025年4月〜2025年11月の8ヶ月で、県北医療圏の廃止届は6件。うち移転・承継が3件、そのまま消えた「真の閉局」が3件です。薬局265軒に対して1.13%(年率換算1.70%)。ただしこの8ヶ月には年度末の3月が入っていません。3月を含む12ヶ月の参考窓で数えると真の閉局は8件・年率3.02%になります。件数が一桁なので、1件動くだけで率が大きく動きます。市町村どうしの閉局率を並べることはしません。

くわしい数字8市町村データ一覧

市区町村薬局高齢率
2025
1軒あたり処方せん
2025 → 2050
変化
福島市17632.3%10,446 → 11,185+7.1%
伊達市3238.3%13,471 → 11,816-12.3%
二本松市2237.7%17,844 → 15,949-10.6%
本宮市1530.8%12,528 → 13,577+8.4%
川俣町745.9%14,624 → 10,453-28.5%
国見町644.8%12,164 → 9,098-25.2%
桑折町639.4%14,508 → 13,045-10.1%
大玉村129.6%54,918 → 60,174+9.6%

※処方せんはNDBの医療圏別実績(2023年)を65歳以上人口で按分した推計で、市町村ごとの実測ではありません。分母の小さい町村では極端に跳ねます(大玉村は薬局1軒で54,918枚)。かかりつけ等の届出率は福島県では未算出です(GMIS未取込。0%ではありません)。

このレポートの範囲と、正直な限界

  • 閉局の期間は2025年4月〜2025年11月の8ヶ月です。1年ぶんではありません。
  • ★この8ヶ月には年度末(3月)が入っていません。3月を含む12ヶ月の参考窓では真の閉局が3件→8件、年率が1.70%→3.02%に変わります。両方を見てください。
  • 市町村どうしの閉局率を順位づけしていません。件数が0〜3件で、1件で大きく動きます。
  • かかりつけ・地域連携・在宅の届出率は未算出です(GMIS未取込・0%ではありません)。
  • 市町村別の処方せんは実測ではなく、医療圏の実績を65歳以上人口で按分した推計です。
  • 1軒あたり処方せんの圏内最大は大玉村の54,918枚ですが、これは薬局1軒への按分値です。薬局8軒以上に限った最大は二本松市の17,844枚です。
  • 薬局数は2025年時点で固定しています。将来の店数は推計していません。
  • chg は圏内でのシェア移動(相対値)です。県ページ(Lv1)の chg は絶対値で意味が違います。
  • 徒歩カバー率は出せません(250mメッシュに福島県分が未投入)。
  • 閉局の市町村への割当ては住所文字列で行いました(座標が全件ありません)。
  • 薬局9店の座標が福島県庁に落ちています。届出の市町村コードは正しいので集計には影響しませんが、市町村の重心からは外しています。
  • 県全体では、いわき医療圏・相双医療圏の将来需要を算出していません(社人研の推計単位の都合)。県ページの注記をご覧ください。
  • 個別の薬局のランキング・名指しの閉局予測・出店の助言は一切含みません。

この地図は今後も更新されます。あなたの地域の変化を見逃さないよう、無料会員登録でお知らせを受け取れます。

登録は無料・パスワード不要(メールに確認リンクが届きます)。登録済みの方はログイン

Requestまだ公開されていない地域も、リクエストできます公開されたら、メールでお知らせします(無料)。 今すぐ必要な方は会員の優先生成へ。

お仕事のご依頼

自治体・薬剤師会・研究者の方へ。この地域のより詳しい分析や、地域医療構想調整会議・研修でそのまま使える資料の作成を承ります(圏域ブリーフ ¥100,000〜)。個店のランキングや出店指南は行いません。

お問い合わせ →