CrossHealth / 薬局持久度レポート[市区町村詳細版]
四万十市の薬局は、この先どうなるか
四万十市は四万十川下流域の旧中村市を中心とする幡多圏の中心都市で、薬局は23軒。土佐くろしお鉄道の中村駅周辺と碁盤目状の中村市街に薬局が集まり、徒歩10分以内に薬局がある人口は42.0%、最寄り薬局までの徒歩中央値は13.6分。直近12ヶ月(2025年5月〜2026年4月)の廃止届は1件で、そのまま閉じたのは1軒だった。人口は2025年の約3.1万人から2050年に約2.0万人へ縮む見通しで、23軒の配置が需要の変化にどう応えるかが論点になる。
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薬剤師 ── 足りているのか幡多医療圏の薬剤師偏在指標
薬剤師の多寡は市区町村ではなく二次医療圏の単位で国が算定しています。 四万十市が属するのは高知県幡多医療圏です(同じ圏域には宿毛市・土佐清水市・大月町など6市区町村が含まれます)。 以下の数値はこの圏域全体のもので、四万十市だけの数値ではありません。
薬剤師偏在指標は、厚生労働省が定める「医療需要(ニーズ)あたりの薬剤師の多寡」です (薬剤師の供給 ÷ 推計業務量)。1.0前後が需給の目安で、高いほど薬剤師が多く、 低いほど少ないことを表します。幡多医療圏の薬局側は0.73で、 全国的にみて薬剤師が少ない水準です。2036年には1.09まで上がる見通しです。薬剤師の充足が進む方向を示します。 薬局と病院は別々に算定されるため、両者は一致しません。
地図 ── 薬局はどこにあるか四万十市の薬局の分布
四万十市の薬局分布地図です。四万十川(渡川)・後川が流れる地域です。四万十市を長い方の軸(南北)で5等分すると、南端の帯に人口の20.1%・薬局1軒、北端の帯に人口の3.0%・薬局なし。人口1万人あたりの薬局数は南端1.6軒/北端0.0軒です。四万十市内の駅から500m以内に立つ薬局は17.4%(4軒/23軒・四万十市内の駅8か所)。赤い丸は直近12ヶ月(2025年5月〜2026年4月)の閉局です。幡多医療圏の6市区町村では、この期間の閉局は合計2件でした。四万十市の閉局は1件でした(薬局23軒の地域です。軒数が少なく、1件で率が大きく動くため割合は出しません)。名簿が12か月そろった18県の実績では、年間の閉局率は中央値1.8%(幅0.6〜3.6%)です。薬局23軒の地域なら、この基準率どおりでも1件以上になる確率は約34%あります。
- 1軒に預けられている人 ── その1軒が無くなると、四万十市で何人が歩いて行けなくなるか
- 歩いて行けない人は誰か ── 75歳以上のうち徒歩10分圏の外にいるのは何人か、2050年にどうなるか
- 車が前提か ── 歩いて行けない人は、車なら届くのか
- 供給の履歴 ── 四万十市の薬局は、いつ開いた店か
- 廃止届 ── 消えたのか、続いたのか(承継と本当の閉局を分けて数える)
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四万十市の薬局持久度レポート(A4・6ページ)
四万十市の薬局の分布と、同じ医療圏の市区町村どうしの落差を1冊にまとめました。 出典と作成時点を入れてあるので、そのまま社内やご相談の資料にお使いいただけます。
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似ている地域
全国335の二次医療圏から、人口規模・高齢化率・薬局の薄さ・医薬分業率で似ている圏を、同じ県を除いて探しました。
- 秋田県大仙・仙北 →1,002km1軒あたり面積1軒あたり人口医薬分業率高齢化率人口規模
- 岩手県二戸 →1,100km高齢化率1軒あたり面積1軒あたり人口医薬分業率人口規模
- 山形県最上 →931km医薬分業率人口規模1軒あたり面積1軒あたり人口高齢化率
- 秋田県大館・鹿角 →1,066km1軒あたり面積人口規模高齢化率医薬分業率
- 秋田県横手 →982km人口規模高齢化率医薬分業率