CrossHealth / 薬局持久度レポート[市区町村詳細版]
呉市の薬局は、この先どうなるか
呉市は圏の中核で、薬局は135軒。海沿いの平地に市街地が集まり、斜面住宅地が背後に広がる地形のなかで、徒歩10分以内に薬局がある人口は60.6%、最寄り薬局までの徒歩中央値は7.4分。直近12か月(2025年6月〜2026年5月)の廃止届は19件で、うち16件は承継・移転で事業が続き、そのまま閉じたのは3軒だった(窓の先頭月は名簿の収録が下限)。人口は2025年の約19万人から2050年に約12万人へ縮む見通しで、斜面地の徒歩距離と担い手の置き方が長期の論点になる。
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薬剤師 ── 足りているのか呉医療圏の薬剤師偏在指標
薬剤師の多寡は市区町村ではなく二次医療圏の単位で国が算定しています。 呉市が属するのは広島県呉医療圏です(同じ圏域には江田島市など2市区町村が含まれます)。 以下の数値はこの圏域全体のもので、呉市だけの数値ではありません。
薬剤師偏在指標は、厚生労働省が定める「医療需要(ニーズ)あたりの薬剤師の多寡」です (薬剤師の供給 ÷ 推計業務量)。1.0前後が需給の目安で、高いほど薬剤師が多く、 低いほど少ないことを表します。呉医療圏の薬局側は1.08で、 やや多い水準です。2036年には1.53まで上がる見通しです。薬剤師の充足が進む方向を示します。 薬局と病院は別々に算定されるため、両者は一致しません。
地図 ── 薬局はどこにあるか呉市の薬局の分布
呉市の薬局分布地図です。二河川・黒瀬川が流れる地域です。呉市を長い方の軸(東西)で5等分すると、西端の帯に人口の9.8%・薬局11軒、東端の帯に人口の1.1%・薬局1軒。人口1万人あたりの薬局数は西端5.8軒/東端4.5軒です。呉市内の駅から500m以内に立つ薬局は28.1%(38軒/135軒・呉市内の駅13か所)。赤い丸は直近12か月(2025年6月〜2026年5月)の閉局です。呉医療圏の2市区町村では、この期間の閉局は合計3件でした。呉市の閉局は3件で、薬局135軒に対して2.2%でした。名簿が12か月そろった18県の実績では、年間の閉局率は中央値1.8%(幅0.6〜3.6%)です。薬局135軒の地域なら、この基準率どおりでも3件以上になる確率は約45%あります。
- 1軒に預けられている人 ── その1軒が無くなると、呉市で何人が歩いて行けなくなるか
- 歩いて行けない人は誰か ── 75歳以上のうち徒歩10分圏の外にいるのは何人か、2050年にどうなるか
- 車が前提か ── 歩いて行けない人は、車なら届くのか
- 供給の履歴 ── 呉市の薬局は、いつ開いた店か
- 廃止届 ── 消えたのか、続いたのか(承継と本当の閉局を分けて数える)
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呉市の薬局持久度レポート(A4・6ページ)
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全国335の二次医療圏から、人口規模・高齢化率・薬局の薄さ・医薬分業率で似ている圏を、同じ県を除いて探しました。
- 山口県下関 →149km高齢化率人口規模医薬分業率1軒あたり人口1軒あたり面積
- 新潟県県央 →688km人口規模医薬分業率1軒あたり面積高齢化率
- 群馬県桐生 →659km高齢化率1軒あたり面積人口規模1軒あたり人口
- 福島県県北 →805km医薬分業率1軒あたり面積
- 山口県宇部・小野田 →127km人口規模1軒あたり人口高齢化率1軒あたり面積