CrossHealth / 薬局持久度レポート[市区町村詳細版]
日立市の薬局は、この先どうなるか
日立市は日立圏の中核で、鉱山から興った製造業とともに歩んできた工業のまち。薬局は82軒。阿武隈山地と太平洋に挟まれた細長い市街地を常磐線と国道6号が貫き、日立・常陸多賀・大甕の各駅周辺に薬局が集まる。徒歩10分以内に薬局がある人口は62.1%、最寄り薬局までの徒歩中央値は7.9分。暦年2025の廃止届は9件で、うち4件は承継・移転で事業が続き、そのまま閉じたのは5軒だった。人口は2025年の約16万人から2050年に約10万人へ縮む見通しで、82軒の配置が需要の変化にどう応えるかが論点になる。
このページの数字を、出典と作成時点をつけたA4・6ページの紙で受け取れます(無料・メール登録)。
無料・パスワード不要です。ご登録のメールに確認リンクをお送りします。あわせて、隔週の便り(街の数字をひとつ、薬剤師の目で翻訳したもの)もお届けします。登録済みの方はログイン
薬剤師 ── 足りているのか日立医療圏の薬剤師偏在指標
薬剤師の多寡は市区町村ではなく二次医療圏の単位で国が算定しています。 日立市が属するのは茨城県日立医療圏です(同じ圏域には高萩市・北茨城市など3市区町村が含まれます)。 以下の数値はこの圏域全体のもので、日立市だけの数値ではありません。
薬剤師偏在指標は、厚生労働省が定める「医療需要(ニーズ)あたりの薬剤師の多寡」です (薬剤師の供給 ÷ 推計業務量)。1.0前後が需給の目安で、高いほど薬剤師が多く、 低いほど少ないことを表します。日立医療圏の薬局側は0.93で、 やや少ない水準です。2036年には1.20まで上がる見通しです。薬剤師の充足が進む方向を示します。 薬局と病院は別々に算定されるため、両者は一致しません。
地図 ── 薬局はどこにあるか日立市の薬局の分布
日立市の薬局分布地図です。十王川・桜川が流れる地域です。日立市を長い方の軸(南北)で5等分すると、南端の帯に人口の18.7%・薬局14軒、北端の帯に人口の11.2%・薬局6軒。人口1万人あたりの薬局数は南端4.6軒/北端3.3軒です。日立市内の駅から500m以内に立つ薬局は13.4%(11軒/82軒・日立市内の駅5か所)。赤い丸は暦年2025(2025年1月〜12月)の閉局です。日立医療圏の3市区町村では、この期間の閉局は合計6件でした。日立市の閉局は5件で、薬局82軒に対して6.1%でした。名簿が12か月そろった18県の実績では、年間の閉局率は中央値1.8%(幅0.6〜3.6%)です。薬局82軒の地域なら、この基準率どおりでも5件以上になる確率は約2%あります。
- 1軒に預けられている人 ── その1軒が無くなると、日立市で何人が歩いて行けなくなるか
- 歩いて行けない人は誰か ── 75歳以上のうち徒歩10分圏の外にいるのは何人か、2050年にどうなるか
- 車が前提か ── 歩いて行けない人は、車なら届くのか
- 供給の履歴 ── 日立市の薬局は、いつ開いた店か
- 廃止届 ── 消えたのか、続いたのか(承継と本当の閉局を分けて数える)
無料レポート
日立市の薬局持久度レポート(A4・6ページ)
日立市の薬局の分布と、同じ医療圏の市区町村どうしの落差を1冊にまとめました。 出典と作成時点を入れてあるので、そのまま社内やご相談の資料にお使いいただけます。
無料・パスワード不要です。ご登録のメールに確認リンクをお送りし、そこからレポートをお読みいただけます。あわせて、隔週の便り(街の数字をひとつ、薬剤師の目で翻訳したもの)もお届けします。登録済みの方はログイン
似ている地域
全国335の二次医療圏から、人口規模・高齢化率・薬局の薄さ・医薬分業率で似ている圏を、同じ県を除いて探しました。
- 長崎県佐世保県北 →1,070km1軒あたり面積高齢化率1軒あたり人口人口規模医薬分業率
- 宮崎県都城北諸県 →1,030km1軒あたり人口人口規模1軒あたり面積医薬分業率
- 熊本県八代 →1,017km高齢化率医薬分業率1軒あたり面積1軒あたり人口人口規模
- 神奈川県県西 →206km1軒あたり人口1軒あたり面積医薬分業率人口規模高齢化率
- 兵庫県北播磨 →546km人口規模1軒あたり面積高齢化率医薬分業率