CrossHealth / 薬局持久度レポート[市区町村詳細版]
高崎市の薬局は、この先どうなるか
高崎市は新幹線と在来線が交わる北関東の交通拠点で、高崎・安中医療圏の中核をなす。薬局は192軒と県内最多クラスだが、市域は倉渕や榛名の山間まで広く、徒歩10分以内に薬局がある人口は65.3%、最寄り薬局までの徒歩中央値は7.2分にとどまる。暦年2025の廃止届は12件で、うち6件は承継・移転で事業が続き、そのまま閉じたのは6軒だった。人口は2025年の約36.9万人から2050年に約33.1万人へ比較的緩やかに減る見通しで、192軒の配置が広い市域の需要にどう応えるかが論点になる。
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薬剤師 ── 足りているのか高崎・安中医療圏の薬剤師偏在指標
薬剤師の多寡は市区町村ではなく二次医療圏の単位で国が算定しています。 高崎市が属するのは群馬県高崎・安中医療圏です(同じ圏域には安中市など2市区町村が含まれます)。 以下の数値はこの圏域全体のもので、高崎市だけの数値ではありません。
薬剤師偏在指標は、厚生労働省が定める「医療需要(ニーズ)あたりの薬剤師の多寡」です (薬剤師の供給 ÷ 推計業務量)。1.0前後が需給の目安で、高いほど薬剤師が多く、 低いほど少ないことを表します。高崎・安中医療圏の薬局側は0.88で、 やや少ない水準です。2036年には0.99まで上がる見通しです。薬剤師の充足が進む方向を示します。 薬局と病院は別々に算定されるため、両者は一致しません。
地図 ── 薬局はどこにあるか高崎市の薬局の分布
高崎市の薬局分布地図です。烏川・井野川が流れる地域です。高崎市を長い方の軸(東西)で5等分すると、西端の帯に人口の0.5%・薬局なし、東端の帯に人口の13.7%・薬局25軒。人口1万人あたりの薬局数は西端0.0軒/東端5.0軒です。高崎市内の駅から500m以内に立つ薬局は13.0%(25軒/192軒・高崎市内の駅17か所)。赤い丸は暦年2025年(1〜12月)の閉局です。高崎・安中医療圏の2市区町村では、この期間の閉局は合計6件でした。高崎市の閉局は6件で、薬局192軒に対して3.1%でした。名簿が12か月そろった18県の実績では、年間の閉局率は中央値1.8%(幅0.6〜3.6%)です。薬局192軒の地域なら、この基準率どおりでも6件以上になる確率は約14%あります。
- 1軒に預けられている人 ── その1軒が無くなると、高崎市で何人が歩いて行けなくなるか
- 歩いて行けない人は誰か ── 75歳以上のうち徒歩10分圏の外にいるのは何人か、2050年にどうなるか
- 車が前提か ── 歩いて行けない人は、車なら届くのか
- 供給の履歴 ── 高崎市の薬局は、いつ開いた店か
- 廃止届 ── 消えたのか、続いたのか(承継と本当の閉局を分けて数える)
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高崎市の薬局持久度レポート(A4・6ページ)
高崎市の薬局の分布と、同じ医療圏の市区町村どうしの落差を1冊にまとめました。 出典と作成時点を入れてあるので、そのまま社内やご相談の資料にお使いいただけます。
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似ている地域
全国335の二次医療圏から、人口規模・高齢化率・薬局の薄さ・医薬分業率で似ている圏を、同じ県を除いて探しました(この圏は基準に合う候補が少なく、5圏に満たない場合があります)。
- 福井県福井・坂井 →240km人口規模高齢化率1軒あたり面積医薬分業率
- 徳島県東部 →474km1軒あたり面積人口規模1軒あたり人口