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CrossHealth / 薬局アクセスレポート

徒歩10分では薬局に届かない人は、圏内の51.3%。
誰かにとって、歩いて行ける唯一の薬局は、54軒。

誰かにとって、歩いて行ける唯一の薬局は、値を出していない只見町・西会津町・磐梯町・三島町・金山町・昭和村・会津美里町を除いた値です。

福島県 会津・南会津医療圏・17市区町村/いま=2025年・将来=2040年/薬局は厚生局 保険薬局名簿(2026年7月1日現在・近畿厚生局の管内=福井・滋賀・京都・大阪・兵庫・奈良・和歌山の7府県は6月1日現在)/概要版・無料 数字の出どころと数え方 →

51.3%
徒歩10分では薬局に届かない人(福島県48.2%・全国25.3%)
54軒
誰かにとって、歩いて行ける唯一の薬局(圏内の薬局の50.0%)
25.3〜100.0%
徒歩10分では届かない人の割合の、市区町村ごとの開き
118軒
圏内の薬局

なぜ数えるのか

「ここがなくなると遠くなっちゃって困るのよ」——閉局が心配されている薬局で、患者さんから聞いた声です。米国では、薬局が閉まったあと、残された人の服薬が続かなくなることが報告されています(処方薬を切らさず手元に持っていた日数の割合が、閉局のなかった人と比べて閉局後3か月で約6ポイント低くなり、その差が12か月続いた)。私たちが確かめた範囲では、日本で薬局が閉まったときに、服薬がどれくらい続かなくなるかは、まだ調べられていません。車を使えない人にとって、歩いて行ける1軒は、便利さではなく薬を受け取り続けるための足場です。制度の上でも、健康の相談や自宅への訪問を担う薬局が位置づけられています(健康サポート薬局・地域連携薬局/医薬品医療機器等法 第6条の2第1項第4号・同施行規則 第1条の2第2項第5号)。どこにその1軒があるかを知っておけば、閉まる前に、別の届け方を用意できます。

文・木内翔太

いま(2025年)── 歩いて届くか徒歩10分で届かない人は51.3%。市区町村では25.3%から100.0%まで開く

圏全体の51.3%は、福島県全体(48.2%)より大きい。開きの両端は会津若松市と100.0%の4市区町村である。

会津若松市:徒歩10分を超える人 25.3%/誰かにとって、歩いて行ける唯一の薬局 31軒(クリックで詳細)喜多方市:徒歩10分を超える人 61.6%/誰かにとって、歩いて行ける唯一の薬局 11軒(クリックで詳細)下郷町:徒歩10分を超える人 100.0%/誰かにとって、歩いて行ける唯一の薬局 —(クリックで詳細)檜枝岐村:徒歩10分を超える人 100.0%/誰かにとって、歩いて行ける唯一の薬局 —(クリックで詳細)只見町:徒歩10分を超える人 94.7%/誰かにとって、歩いて行ける唯一の薬局 —(クリックで詳細)南会津町:徒歩10分を超える人 76.2%/誰かにとって、歩いて行ける唯一の薬局 6軒(クリックで詳細)北塩原村:徒歩10分を超える人 100.0%/誰かにとって、歩いて行ける唯一の薬局 —(クリックで詳細)西会津町:徒歩10分を超える人 99.0%/誰かにとって、歩いて行ける唯一の薬局 —(クリックで詳細)磐梯町:徒歩10分を超える人 88.0%/誰かにとって、歩いて行ける唯一の薬局 —(クリックで詳細)猪苗代町:徒歩10分を超える人 70.8%/誰かにとって、歩いて行ける唯一の薬局 3軒(クリックで詳細)会津坂下町:徒歩10分を超える人 72.6%/誰かにとって、歩いて行ける唯一の薬局 3軒(クリックで詳細)湯川村:徒歩10分を超える人 87.6%/誰かにとって、歩いて行ける唯一の薬局 —(クリックで詳細)柳津町:徒歩10分を超える人 100.0%/誰かにとって、歩いて行ける唯一の薬局 —(クリックで詳細)三島町:徒歩10分を超える人 73.2%/誰かにとって、歩いて行ける唯一の薬局 —(クリックで詳細)金山町:徒歩10分を超える人 86.3%/誰かにとって、歩いて行ける唯一の薬局 —(クリックで詳細)昭和村:徒歩10分を超える人 70.8%/誰かにとって、歩いて行ける唯一の薬局 —(クリックで詳細)会津美里町:徒歩10分を超える人 73.6%/誰かにとって、歩いて行ける唯一の薬局 —(クリックで詳細)11 会津若松市22 喜多方市33 下郷町44 檜枝岐村55 只見町66 南会津町77 北塩原村88 西会津町99 磐梯町1010 猪苗代町1111 会津坂下町1212 湯川村1313 柳津町1414 三島町1515 金山町1616 昭和村1717 会津美里町

10%以下10〜20%20〜40%40〜60%60%超
色=徒歩10分では届かない人の割合。市区町村をクリックすると、その市区町村のページへ進む。

番号=地図の市区町村(市区町村コードの順)・%=徒歩10分では届かない人

  1. 1会津若松市25.3%
  2. 2喜多方市61.6%
  3. 3下郷町100.0%
  4. 4檜枝岐村100.0%
  5. 5只見町94.7%
  6. 6南会津町76.2%
  7. 7北塩原村100.0%
  8. 8西会津町99.0%
  9. 9磐梯町88.0%
  10. 10猪苗代町70.8%
  11. 11会津坂下町72.6%
  12. 12湯川村87.6%
  13. 13柳津町100.0%
  14. 14三島町73.2%
  15. 15金山町86.3%
  16. 16昭和村70.8%
  17. 17会津美里町73.6%

いま(2025年)── 歩いて行ける唯一の薬局誰かにとって、歩いて行ける唯一の薬局は54軒。圏内の薬局の2軒に1軒にあたる

その唯一の薬局は圏内の薬局の50.0%にあたる(福島県50.5%・26市区町村を除く、全国35.2%)。

この数は、徒歩10分という1つの物差しで見た場合です。どの薬局も、在宅の訪問・健康の相談・夜間や休日の対応などで、地域を支えています。

その市区町村の薬局のうち、誰かにとって、歩いて行ける唯一の薬局の割合(色は地図と同じ)。軒数は補足の表に。「—」は、数字が1つの店を指してしまうため値を出していない市区町村です(薬局が1〜2軒の町、誰かにとって、歩いて行ける唯一の薬局が1軒の町など。1枚レポートと同じ線)。「なし」は薬局が無い市区町村です。

2040年 ── 処方せん2040年の処方せんは、分業率が上がると置いても減る

圏内の院外処方せんは2025年の158万枚から2040年に129万枚へ、17.8%減る。院外処方率(圏内80.0%・福島県78.9%・全国80.7%)が全国の医療圏の中央値81.2%まで上がると置いても、16.6%減る。

では、どうすればよいか薬局が10軒以上ある2市区町村すべてで、誰かにとって、歩いて行ける唯一の薬局が3割を超える

3割で選び分けても対象は絞れないため、どちらの薬局名簿にも薬局が載っていない下郷町・檜枝岐村・北塩原村・湯川村・柳津町(5町村・住民 計13,069人)と、圏内で徒歩10分では薬局に届かない12万人(51.3%)に、備える手立て(承継の相談先・自宅への訪問・オンライン服薬指導と配送)が使える状態にあるかを、確かめておくことができます。

無料レポート

会津・南会津医療圏の市区町村の1枚(A4)

薬局の数と、歩いて届く範囲を、A4の1枚にまとめました。出典と作成時点を入れてあるので、そのまま会議やご相談の資料にお使いいただけます。受け取る地域をお選びください。

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補足数字の中身と数え方

17市区町村の数字(表)
番号市区町村人口薬局数徒歩10分では
届かない人
徒歩10分以内に
1軒しかない人
歩いて行ける
唯一の薬局
1会津若松市 →109,7257325.3%23,54931軒(42.5%)
2喜多方市 →41,0081961.6%5,90811軒(57.9%)
3下郷町 →4,6480100.0%0薬局なし
4檜枝岐村 →4470100.0%0薬局なし
5只見町 →3,606194.7%192—
6南会津町 →12,592676.2%9926軒(100.0%)
7北塩原村 →2,3150100.0%0薬局なし
8西会津町 →5,112199.0%51—
9磐梯町 →3,069188.0%369—
10猪苗代町 →12,033570.8%1,3323軒(60.0%)
11会津坂下町 →13,898572.6%7983軒(60.0%)
12湯川村 →2,890087.6%359薬局なし
13柳津町 →2,7690100.0%0薬局なし
14三島町 →1,237173.2%332—
15金山町 →1,573186.3%216—
16昭和村 →1,079170.8%316—
17会津美里町 →16,993473.6%——

番号は地図と同じ(市区町村コードの順)。人口は2025年の推計。「1軒しかない人」は、徒歩10分以内に薬局が1軒しかない人の数(1枚レポートと同じ値)。「誰かにとって、歩いて行ける唯一の薬局」の割合は、その市区町村の薬局数に対する割合。「1軒しかない人」の「—」は、薬局が無い・少ない町など、数字が特定の店の利用者を指してしまう町で、1枚レポートと同じく出していません。「—」は、数字が1つの店を指してしまうため値を出していない市区町村です(薬局が1〜2軒の町、誰かにとって、歩いて行ける唯一の薬局が1軒の町など。1枚レポートと同じ線)。見出しの54軒は、「—」の市区町村を除いた値です(表の軒数の合計と一致します)。

限界と数え方・地図の使い方
  • 出所:厚生局・GMIS・NDBオープンデータ・社人研の将来推計人口など。検算と不確実性は方法論のページに。
  • 言えること:地域単位(二次医療圏・市区町村)で、住民が歩いて薬局に行けるか。
  • 言えないこと:個々の薬局の見通し・個店の順位・出店や撤退の判断は扱いません。
  • 徒歩分:250mメッシュ(2025年推計人口)ごとに道路網(OSRM)で計算。会津・南会津医療圏の外の薬局も歩いて届けば数えます。
  • 歩いて行ける薬局が1軒しかない人:徒歩10分以内にある薬局がちょうど1軒の人。その1軒が閉まると、歩いて10分では届かなくなる。
  • 薬局の数:厚生局 保険薬局名簿(2026年7月1日現在・近畿厚生局の管内=福井・滋賀・京都・大阪・兵庫・奈良・和歌山の7府県は6月1日現在)。調剤を行う薬局のみ。
  • 人口は2020年国勢調査をもとにした推計(社人研2023年推計)で、2021年以降の人口の動きは反映していません。薬局は2026年7月の名簿です。
  • なぜ10分か:国の都市評価は徒歩圏を半径800mとしています。これを不動産広告の換算(道路距離80mで1分)に当てると10分。CrossHealthはこの10分を目安に用いています(国土交通省「都市構造の評価に関するハンドブック(改定版)」令和8年1月 p.16・p.21/不動産の表示に関する公正競争規約施行規則 第15条第9号)。道路網の徒歩10分は、直線でおよそ600m相当で、800mより狭い範囲です(大阪・茨城・鳥取の72,834メッシュで一致率95.4%)。
  • なぜ数えるのか(出典):Qato DM, et al. JAMA Netw Open. 2019;2(4):e192606(米国の閉局と服薬の継続)/医薬品医療機器等法 第6条の2第1項第4号・同施行規則 第1条の2第2項第5号(薬局の役割)。
  • 地区の物差し:医師には、国が地区ごとに数える「無医地区」があります。薬局について国が公表しているのは、私たちが確かめた範囲で、町村に1軒も無いかどうか(無薬局町村)までです。
  • 誰かにとって、歩いて行ける唯一の薬局:徒歩10分以内に薬局が1軒しかない人がいて、その人にとってのその1軒。福島県内に住む人について数え、その1軒が福島県内にあるものに限ります。圏・市区町村の値は、その1軒の所在地(圏内・市区町村内)で数えています。
  • 処方せん:NDBの医療圏別実績に、年齢ごとの受療率を固定して将来人口を当てた推計(医療圏の単位。市区町村ごとの推計はしていません)。分業率の仮定:院外処方率(処方箋料の算定回数を、処方料と処方箋料の合計で割った値・NDBオープンデータ)が全国の医療圏の中央値(81.2%)より低い圏は、2040年までにその値まで上がるとしました。
  • 閉局:閉局の数は、名簿の版をそろえたあとに、この圏と都道府県のページで一緒に出します。
  • 医療圏は国土数値情報A38由来のマスタ(第8次医療計画準拠)。市区町村の境界は国土数値情報 行政区域(2024年1月1日)。
  • 県の「誰かにとって、歩いて行ける唯一の薬局」の数と割合は、数字が特定の店を指すことになる市区町村を除いて数えています(全国の値は除いていません)。
  • 全国の値(25.3%・35.2%・80.7%)は、47都道府県を同じ名簿・同じ物差しで数えた値です(1枚レポートと同じ計算)。