愛知県名古屋・尾張中部(二次医療圏)

CrossHealth / 薬局持久度レポート

愛知県の薬局の36.7%が、この1圏にある

名古屋市16区と清須・北名古屋・豊山の3市町。県内最大の圏を、供給・高齢化・経営体力で見える化。市区町村ごとの詳細レポートは順次公開します。

対象 名古屋・尾張中部医療圏 19区市町期間 2025年 → 2045年概要版・無料

この記事の数字について:出所は公開データ(厚生局・薬局機能情報提供制度=GMIS・NDBオープンデータ・社会保障人口問題研究所の将来推計人口など)。分析期間は上の「対象・期間」のとおりで、将来値は推計であり幅があります。検算のやり方と不確実性の扱いは方法論のページ →で説明しています。

名古屋・尾張中部医療圏は19区市町からなり、薬局は1,227軒(愛知県全体の36.7%)。圏全体では65歳以上人口が+18.6%増え、推計の最終年である2050年でもまだピークに達しません。圏内を区市町に割ると、65歳以上の変化は名古屋市東区(+39.3%)から名古屋市南区(+0.6%)まで38.7ポイント開きます(この落差は県内11圏中4位)。

+18.6%
需要(65歳以上人口)の変化 2025→2045
1,227
圏内の薬局数(県全体の36.7%)
15/19
2050年でもまだ高齢者が増える区市町
-15〜+18%
経営体力の変化レンジ(区市町差)

名古屋・尾張中部医療圏は、政令市・名古屋の16区に、北西に接する清須市・北名古屋市・豊山町を加えた県内最大の圏です。薬局1,227軒は県全体の36.7%、面積は県の7.1%しかありません。同じ都心圏でも区ごとの20年はそろっておらず、65歳以上の伸びは名古屋市東区の+39.3%から名古屋市南区の+0.6%まで38.7ポイント開きます。人口流入が続く都心・東部の区で増え、早くから高齢化した南部・西部の区では頭打ちが近づきます。65歳以上人口のピークをすでに過ぎた区市町は1つもなく、2050年になってもまだ増え続けるのは15区市町あります。総人口が2045年に2025年を上回るのは名古屋市緑区・名古屋市東区の2区市町だけです。閉局の面では、この12ヶ月に出た廃止届は12件(名古屋市中村区1件・名古屋市北区1件・名古屋市昭和区1件・名古屋市中川区2件・清須市1件・名古屋市千種区1件・名古屋市守山区1件・名古屋市天白区3件・名古屋市緑区1件)。うち11件は移転・承継で事業が続き、そのまま消えたのは1軒でした(内訳: 名古屋市天白区1件)。残り10区市町では廃止届が収録されていません。12ヶ月では件数が小さいので4年分(2022年5月〜2026年4月)でも見ると、廃止届73件・真の閉局22件で、引き継がれなかった割合は30.1%です。愛知県の閉局名簿は東海北陸厚生局の画像PDF由来で拾えていない行があり、件数は下限値です(下の注記)。区市町どうしの閉局率の比較はできません。機能の届出では、かかりつけ薬剤師指導料の届出率が66.3%(県平均64.8%)、在宅患者訪問薬剤管理指導は54.2%(県平均50.9%・11医療圏中3位)です。薬局が数軒の町村では届出率は1店の有無がそのまま数字になるため、率としては読めません。

地図 ── 地域差を見る薬局1軒あたり処方せんの、区市町ごとの将来

色は薬局1軒あたり処方せんの2025→2045変化(=経営体力・圏内相対値)。緑=圏内で相対的に増える、赤=減る。いちばん赤いのが名古屋市南区(-15.2%)、いちばん緑なのが名古屋市東区(+17.5%)です。ただし豊山町は薬局が8軒未満で、1店の開廃で数字がまるごと動きます。

名古屋市南区:薬局69/1軒あたり処方せん -15.2%名古屋市中村区:薬局85/1軒あたり処方せん -9.9%中村区名古屋市北区:薬局88/1軒あたり処方せん -9.7%市北区名古屋市港区:薬局59/1軒あたり処方せん -8.5%名古屋市瑞穂区:薬局58/1軒あたり処方せん -5.3%名古屋市昭和区:薬局52/1軒あたり処方せん -3.2%名古屋市熱田区:薬局35/1軒あたり処方せん -2.9%名古屋市中川区:薬局92/1軒あたり処方せん -1.7%中川区清須市:薬局30/1軒あたり処方せん -1.6%名古屋市西区:薬局66/1軒あたり処方せん +0.3%名古屋市千種区:薬局79/1軒あたり処方せん +1.2%千種区北名古屋市:薬局36/1軒あたり処方せん +1.9%名古屋市名東区:薬局75/1軒あたり処方せん +4.9%名古屋市守山区:薬局76/1軒あたり処方せん +5.1%豊山町:薬局4/1軒あたり処方せん +5.3%名古屋市天白区:薬局77/1軒あたり処方せん +9.2%名古屋市中区:薬局91/1軒あたり処方せん +11.1%市中区名古屋市緑区:薬局106/1軒あたり処方せん +11.9%市緑区名古屋市東区:薬局49/1軒あたり処方せん +17.5%
色=経営体力の変化(→2045)
減る(-15%)増える(+18%)
市区町村そのものの形で塗り分けています。

人口動態 ── 需要の源圏全体の65歳以上は、2050年でもまだ増えている

なぜ区市町で明暗が分かれるのか。もとをたどると人口の動きです。名古屋・尾張中部医療圏全体では、総人口が248.6万→233.9万人(-5.9%)と減る一方、65歳以上は64.2万→76.1万人(+18.6%)と増えます。高齢化率は25.8%→32.5%。高齢化率が圏内で最も高いのは名古屋市港区の30.4%(2045年には40.3%)、最も低いのは名古屋市中区(19.6%→26.9%)で、2025年時点で10.8ポイント違います。同じ医療圏という言葉の中に、この差があります。

総人口65歳以上
0万62万125万188万250万202520302035204020452050228万77万
実データ(社人研 将来推計人口・2023年推計)。圏全体と市区町村別では、向きが違うことがあります。

広さ ── 「近くの薬局」の意味が違う徒歩10分圏に人口の95.3%──1軒あたり面積は区市町で16.0倍違う

名古屋・尾張中部医療圏の面積は368km²で、薬局1,227軒で割ると1軒あたり0.3km²。ただし名古屋市中区は0.1km²、豊山町は1.6km²と16.0倍の開きがあります。面積の指標は行政区域ポリゴンの幾何だけから出したもので、道路・公共交通は含みません。徒歩で見ると、圏の人口の95.3%が最寄りの薬局まで徒歩10分以内に住んでいます(20分以内では99.9%・10分超は約11.7万人)。市区町村別では名古屋市昭和区の100.0%から北名古屋市の84.6%まで15.4ポイント開きます。※徒歩分はOSRM(OpenStreetMap道路網)による実徒歩時間で、経路が取れないメッシュのみ直線距離×1.3÷分速80mで補完しています。候補は愛知県内の薬局のみで、県境をまたぐ最寄り薬局は含みません。

ランキング ── 区市町差経営がしんどくなる区市町・楽になる区市町

名古屋市南区(-15.2%)から名古屋市東区(+17.5%)まで32.7ポイントの開き。マイナスは9区市町です。ここでの色は圏内での相対値(圏全体の処方せん総数を固定して、高齢人口シェアの移動だけを見たもの)です。この圏は県内で増える側にいるため、圏内相対値でマイナスでも絶対量では増える区市町があります(名古屋市南区・名古屋市中村区・名古屋市北区・名古屋市港区・名古屋市瑞穂区・名古屋市昭和区・名古屋市熱田区・名古屋市中川区・清須市)。たとえば名古屋市南区の-15.2%は65歳以上人口では+0.6%、名古屋市東区の+17.5%は+39.3%です。両方を併記しているのはこのためです。なお圏内19区市町のうち1町村が薬局8軒未満(豊山町4軒)で、1軒あたりの数値は1店の開廃で大きく振れます。薬局8軒以上の18区市町に限ると、1軒あたり処方せんは5,779〜19,587枚(3.39倍)に収まりますが、全区市町だと5,779〜24,516枚(4.24倍)に広がります。

名古屋市南区
-15.2%
名古屋市中村区
-9.9%
名古屋市北区
-9.7%
名古屋市港区
-8.5%
名古屋市瑞穂区
-5.3%
名古屋市昭和区
-3.2%
──── ここから経営が楽になる地域(需要増)────
名古屋市中区
+11.1%
名古屋市緑区
+11.9%
名古屋市東区
+17.5%

医療計画 ── 圏域の記述県の医療計画は、この圏域をどう書いているか

県が公表した保健医療計画の本文を、原文のまま引用しています(要約・言い換えはしていません)。

○よって、名古屋・尾張中部医療圏を本県の外来医師多数区域として設定します。

愛知県高齢者福祉保健医療計画 第4部(外来医療計画の推進) PDF 3ページ

○医師多数区域(名古屋・尾張中部医療圏、尾張東部医療圏)は、医師少数区域並びに医師少数でも多数でもない区域からの医師の確保は行わず、医師多数区域以外への医師派遣を重点的に行い、必要な医師数を確保することとします。

愛知県高齢者福祉保健医療計画 第3部第10-11章(保健医療従事者確保等) PDF 2ページ

○地域で不足する外来医療機能については、診療所を開設する新規開業者を対象として情報提供をしていきます。

愛知県高齢者福祉保健医療計画 第4部(外来医療計画の推進) PDF 4ページ

並べているのは「県の計画にこう書いてある」という事実と、実データの数字です。計画の是非は論じません。

くわしい数字19区市町データ一覧

市区町村薬局高齢率
2025
1軒あたり処方せん
2025 → 2045
変化
名古屋市緑区10624.6%15,633 → 17,491+11.9%
名古屋市中川区9226.4%16,769 → 16,490-1.7%
名古屋市中区9119.6%5,779 → 6,422+11.1%
名古屋市北区8829.6%14,608 → 13,192-9.7%
名古屋市中村区8526.5%11,765 → 10,606-9.9%
名古屋市千種区7924.8%14,231 → 14,403+1.2%
名古屋市天白区7725.3%14,309 → 15,630+9.2%
名古屋市守山区7626.8%17,116 → 17,993+5.1%
名古屋市名東区7524.3%14,506 → 15,221+4.9%
名古屋市南区6930.3%15,623 → 13,251-15.2%
名古屋市西区6624.4%15,209 → 15,262+0.3%
名古屋市港区5930.4%19,587 → 17,930-8.5%
名古屋市瑞穂区5827.7%14,091 → 13,340-5.3%
名古屋市昭和区5223.8%13,490 → 13,060-3.2%
名古屋市東区4921.1%10,245 → 12,035+17.5%
北名古屋市3623.9%15,770 → 16,071+1.9%
名古屋市熱田区3527.1%14,178 → 13,762-2.9%
清須市3025.3%15,565 → 15,318-1.6%
豊山町422.6%24,516 → 25,814+5.3%

※処方せん需要は名古屋・尾張中部医療圏全体の実績(NDB)を区市町の高齢人口で按分した推計です。薬局8軒未満の市町村は1軒あたりの値が大きく振れます。閉局件数は名簿の収録漏れにより下限値です。個店のランキングは作りません。

この地図の使い方(3段階のドリルダウン)

  • 愛知県(ひとつ上・Lv1)=11の二次医療圏で「どの地域が細るか」をざっくり。
  • 名古屋・尾張中部医療圏(このページ・Lv2)=19区市町で「同じ圏域の中の差」を見る。
  • 市区町村(詳細・Lv3)=境界・薬局分布・経営シナリオまで。

機能の届出 ── 厚生局の名簿で数える地域支援・医薬品供給対応体制加算の届出は92.5%です

薬局の機能は、これまで薬局機能情報提供制度(GMIS)の自己申告で数えていましたが、ここからは地方厚生局の「施設基準届出受理医療機関名簿」で数え直しています。名古屋・尾張中部医療圏でこの名簿に載っている保険薬局は1,346軒で、そのうち届出があるのは──地域支援・医薬品供給対応体制加算 1,245軒=92.5%、かかりつけ薬剤師(服薬管理指導料の注1)(推定) 801軒=59.5%、在宅薬学総合体制加算 573軒=42.6%、電子的調剤情報連携体制整備加算(推定) 1,113軒=82.7%です。名簿の版は令和8年7月1日版(東北厚生局=青森・岩手・宮城・秋田・山形・福島の6県のみ令和8年6月1日版。7月分が未公開のため入手可能な最新を使用)。8つの厚生局・47都道府県をすべて同じ月の版でそろえてあるので、県どうしを並べて比べられます(GMISの自己申告は県によって取り込みの穴があり、これができませんでした)。推定を含む項目があります。「かかりつけ薬剤師(服薬管理指導料の注1)」は令和8年度改定でかかりつけ薬剤師指導料・包括管理料は服薬管理指導料に統合され、単独の届出名称が無くなりました。新様式の名簿にある「服薬管理指導料の注1」を代理指標として数えた推定値です(告示・通知文の逐語確認はしていません)。「電子的調剤情報連携体制整備加算」は令和8年度改定で「医療DX推進体制整備加算」の後継と判断して数えた推定値です(同一制度の後継という対応関係は未確認)。このページがこれまで載せていた届出率は、改定前の版の名簿を店名で突き合わせて数えたものでした。並べると、かかりつけ薬剤師(服薬管理指導料の注1)は今回59.5%/これまで66.3%(差-6.8ポイント)、地域支援・医薬品供給対応体制加算は今回92.5%/これまで44.7%(差+47.8ポイント)、在宅薬学総合体制加算は今回42.6%/これまで54.2%(差-11.6ポイント)です。差の主な理由は3つで、(1)令和8年度改定で後発医薬品調剤体制加算が地域支援・医薬品供給対応体制加算に統合されたこと(地域支援の届出率が跳ね上がる)、(2)かかりつけ薬剤師指導料が服薬管理指導料に統合され、代理指標に切り替えたこと、(3)これまでが店名の突き合わせ、今回が医療機関コードでの集計であること。どちらかが誤りという意味ではありません。これから先は、47都道府県を同じ月の版でそろえた今回の数え方を主に使います。分母は名簿に載っている薬局の数で、このページの他の場所に出てくるGMIS由来の薬局数とは出典が違うため一致しません。また届出は「その体制をとると届け出た」という記録で、実際に提供された量ではありません。

このレポートの範囲と、正直な限界

  • 【このレポートで言えること】地域単位(二次医療圏・区市町)の薬局供給と、将来の高齢人口から見た需要の傾き。地域の持続可能性を映すためのものです。
  • 【言えないこと】個々の薬局の経営状態・存続の見通しは一切わかりませんし、扱いません。個店のランキングや「この店は無くなる」といった予測は作りません。出店・撤退の判断はしません。事実をお見せし、判断は読み手に委ねます。
  • 【処方せんの推計方法】名古屋・尾張中部医療圏の院外処方せん実績(NDB 2023年・年間17,513,316枚)を、区市町ごとの65歳以上人口シェアで按分した推計です。実際の処方せんは市区町村別には公表されていません(NDBの最小単位が二次医療圏のため)。名古屋・尾張中部医療圏には薬局0軒の自治体が無いため、市町村別の1軒あたり処方せんを足し戻すと圏のNDB実績にそのまま閉じる。ただし按分は居住地ベースなので、圏外の医療機関に通ってそこで受け取る処方せんの流出入は映していない。
  • 【「経営体力の変化」の意味】圏域全体の処方せん総数を現在の水準に固定したうえで、圏内での高齢人口シェアの移動だけを見た相対値です。圏全体として処方せんが増えるか減るかは、ひとつ上の階層(愛知県=Lv1)の需要指数で別に示しています(この圏域は2025年を100として2045年に118.6)。この圏は県内で増える側にいるので、相対値でマイナスでも絶対量では増える市区町村があります。両方(chg と chg_abs)を併記しています。
  • 【薬局数は2025年で固定】区市町別の推計では、薬局の数はいまのまま変わらないと置いています。新規開局・閉局による将来の店舗数の変化は含みません。
  • 【高齢人口=需要の代理指標】処方せんの多くを高齢者が占めるという前提を置いています。受診率・在宅化率・オンライン服薬指導・後発品比率などの制度変更は織り込んでいません。
  • 【閉局の数え方と集計期間】厚生局の保険薬局廃止情報のうち、移転・承継を除いた「真の閉局」だけを数えています(名古屋・尾張中部医療圏で1件)。廃止届は全部で12件で、そのうち11件は新しい機関コードが記載されており、別の担い手が事業を引き継いだ=その場所から薬局が消えてはいない、と読めます。集計窓は東海北陸厚生局の6県(富山・石川・岐阜・静岡・愛知・三重)で統一した2025年5月〜2026年4月(12ヶ月)です。愛知の収録元名簿に欠号はありません(当初「欠号がある」と判定して窓をずらしていたのは誤りで、訂正済みです)。2026年7月28日時点の値で、名簿の掲載遅れにより件数は今後も増える可能性があります。
  • 【閉局の件数は下限値です/他の地方と比較しないでください】薬局の廃止情報は厚生局ごとに公表されます。愛知県が属する東海北陸厚生局の名簿は画像PDFで、文字起こしの際に行が落ちます。全国がそろう12ヶ月で「廃止届の件数÷薬局数」を並べると、東海北陸6県は1.42〜2.65%で、他ブロックの最小を下回り、ブロックが分かれます(生成時点の既刊県・12ヶ月窓の県での比較)。したがってこの圏の1件・12件も下限値で、他の地方の県の公開値と並べることはできません。愛知県内の医療圏どうしの比較と東海北陸6県どうしの比較は可能ですが、区市町どうしの閉局率の比較は件数が小さすぎて成立しません。閉局の地図に落とせる点は座標が取れた分だけです(愛知県全体で93.0%)。
  • 【承継の議論には4年窓も使っています】12ヶ月の真の閉局は圏内1件しかありません。承継率については2022年5月〜2026年4月(4年)の窓(廃止届73件・真の閉局22件・引き継がれなかった割合30.1%)も併記しています。4年窓でも件数が下限値であることは変わりません。
  • 【区市町ごとの閉局は件数が小さい】圏内の真の閉局は12ヶ月で1件、廃止届も12件です。1件で率が大きく動くうえ件数が下限値なので、区市町どうしの閉局率の比較はできません。
  • 【薬局の範囲】調剤を行う薬局のみを対象とし、ドラッグストア専業(調剤なし)は含みません。薬局の位置は届出上の市区町村コードで割り当てています。
  • 【機能の届出率】かかりつけ薬剤師指導料などの届出状況は薬局機能情報提供制度(GMIS)の自己申告に基づき、申告データのある1,227店を分母にしています(圏内全1,227店)。届出=実際の提供実績ではありません。薬局が数軒の町村では届出率が大きな刻みでしか動かないため、区市町どうしの届出率の比較には意味がありません。
  • 【小さすぎる分母】名古屋・尾張中部医療圏では豊山町4軒が薬局8軒未満です(薬局0軒の自治体はありません)。1軒あたりの数値は1店の開廃で大きく振れます。
  • 【面積の指標について】area_km2 は国土数値情報の行政区域ポリゴンから球面積を積算したものです。道路網・公共交通は含みません。「薬局1軒あたり0.3km²」は幾何的な広さであって、住民が実際にどれだけ移動するかではありません。徒歩の実感は徒歩アクセス率(次項)で別に示しています。
  • 【いま出していない数字】2045年の薬局店数の推計と、医療圏の「都市型/郊外型」分類は掲載していません。供給の統計モデルは47都道府県すべてを学習しましたが、愛知県は閉局名簿の側の条件(収録期間・欠号)が足りず、適用可否表で「不可」と判定されているためです。他県で学習した値の流用はしません。
  • 【将来人口】国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(2023年推計)」。推計であり、実績ではありません。
  • 【徒歩アクセスの計算方法】250mメッシュの将来推計人口(mesh_backbone_250m・2025年)を重みに、各メッシュから最寄りの調剤薬局までの徒歩時間を、OSRM(OpenStreetMap道路網・徒歩プロファイル)で計算しています。経路が取れなかったメッシュ(全県で0.1%未満)だけ、直線距離×迂回係数1.3÷分速80mの近似で補完しました(計算方式は walk_access.access_method に記録)。候補は愛知県内の薬局のみで、県境をまたいだ隣県の薬局は候補に入れていないため、県境近くのセルでは所要時間が実際より長く出る可能性があります。市区町村境界は越境ありです(METHODS 4章)。この圏の徒歩10分カバー率は95.3%です。
  • 【県版との整合】愛知県版(Lv1)と知多半島医療圏(公開済みLv2)は、メッシュ投入前に生成したため徒歩アクセスの軸を持っていません(「未投入のため出せない」という当時の注記は生成時点では正しく、本ページの生成時点でメッシュが投入されたので追加しました)。県版・知多半島への追補は次の更新波で行います。
  • 【16区と周縁3市町の区分について】本文で使う「名古屋市16区/尾張中部」の2区分は、読みやすさのための表示上のラベルです。集計の正はあくまで区市町単位で、医療圏の区分は医療圏マスタ(国土数値情報A38由来・NDB335圏と一致)に従っています。

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