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2035年の深刻な不足に立ち向かう、アフリカが医療従事者300万人増員と小児支援の新戦略を採択

引用元:https://news.un.org/en/story/2026/08/1168207

引用元: https://news.un.org/en/story/2026/08/1168207


アフリカ諸国は、深刻化する医療人材の不足に対応するため、新たな10カ年計画を発表しました。

エチオピアのアディスアベバで開催された世界保健機関(WHO)アフリカ地域委員会の第76回セッションにおいて、保健相たちが集まり、この意欲的な目標に合意したのです。

この計画は、単に医療従事者を増やすだけでなく、持続可能で公平に配置された医療システムを構築することを目指しています。

2035年までに予測される600万人以上の人材不足を回避するため、各国が協調して投資を行うことが求められています。

今回の合意は、アフリカ全土における人々の健康と福祉を守るための、大きな転換点となる可能性を秘めています。

Facing a projected shortage of more than six million health professionals by 2035, African countries are stepping up efforts to strengthen their workforce, with a new decade-long plan announced on Wednesday during a meeting of health ministers in Addis Ababa, Ethiopia.

(More health workers, stronger systems)

1つ目の重要な合意事項は、2026年から2035年までの「アフリカにおける保健人材管理プログラム」の採択です。

このプログラムにより、アフリカ全土の保健医療システムを強化するため、300万人の医療従事者を追加で訓練し、雇用し、定着させることが承認されました。

現在、アフリカの医療従事者数は2024年時点で約572万人に達していますが、これは必要とされる数のわずか46パーセントにとどまっています。

さらに、100万人近い訓練済みの資格保持者が失業しているという矛盾した状況も生じており、教育と雇用市場の不一致を解消することが急務とされています。

特に新しく資格を取得した看護師や医師、助産師の半数以上が、訓練を終えた直後に仕事を見つけられない状況に直面しているため、長期的な計画が求められています。

Adopted during the 76th session of the World Health Organization (WHO) Regional Committee for Africa, the Health Workforce Management Programme in Africa (2026–2035) aims to transform health-sector labour markets.

The ministers approved a 10-year programme to train, employ and retain three million additional health workers in a major push to bolster health systems across the continent.

(More health workers, stronger systems)

2つ目の論点は、医療従事者への投資が極めて高い経済効果をもたらすという事実です。

アフリカの医療人材の不足を解消するためには、住民1人あたり年間4ドルから6ドルの追加投資が必要であると試算されています。

しかし、この投資によって得られる見返りは非常に大きく、投資額1ドルにつき最大10ドルの経済的便益がもたらされます。

それだけでなく、人々の健康状態の改善や生産性の向上、経済の活性化を通じて、投資額の約30倍にのぼる幅広い社会的リターンが生み出されると報告されています。

WHOは、この投資がアフリカ全体の経済成長と社会の安定に直結する、非常に強力なロードマップであると強調しています。

Closing Africa’s workforce gap would require an additional $4 to $6 per person each year.

The potential returns, however, are substantial. Every dollar invested in health workers could generate up to $10 in economic benefits and roughly 30 times that amount in broader social returns, through better health, higher productivity and stronger economies.

(More health workers, stronger systems)

3つ目の合意事項は、すべての子どもに最善の人生のスタートを提供するための新しい地域戦略の承認です。

この戦略は、子どもの成長を支えるためには単一の部門だけでは不十分であるという認識に基づいています。

そのため、保健、栄養、社会的保護、水と衛生、教育、財務といった複数のセクターが緊密に連携して行動することを求めています。

特に、子どもたちが生き残り、学び、健やかに成長できるよう、最も重要な役割を担う親や介護者、そして地域社会を支援することに重点が置かれています。

この包括的なアプローチにより、子どもの生存率の向上と健やかな成長を多角的にサポートする体制が整備されることになります。

African health ministers also endorsed a new regional strategy to give every child the best possible start in life.

The strategy calls for coordinated action across health, nutrition, social protection, water and sanitation, education, finance and other sectors, recognising that no single sector can meet the needs of children alone.

(More health workers, stronger systems)

アディスアベバで開催されているこの会議は、8月28日まで続けられる予定です。

ここで下される決定は、今後1年間、さらにはそれ以降のアフリカ地域における保健医療政策の方向性を大きく左右することになります。

深刻な人材不足の解消に向けた10カ年プログラムと、次世代を育む新戦略がどのように実行に移されていくのか、今後の具体的な動きに注目が集まっています。

日本をはじめとする国際社会にとっても、アフリカの保健システムの強化をどのように支援していくべきか、重要な指針となるでしょう。

Deliberations on the policies and priorities are expected at the Addis Ababa meeting through 28 August, with decisions shaping the region’s health agenda in the coming year and beyond, including a newly endorsed regional strategy to give every child the best possible start in life.

(More health workers, stronger systems)


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