CrossHealth / 薬局持久度レポート[市区町村詳細版]
加須市の薬局は、この先どうなるか
加須市は、利根医療圏に位置する人口10万人台の市を薬局39軒が支える地域です。徒歩10分以内カバー率44.8%・最寄りまでの中央値11.2分で、徒歩の空白が広く残ります。直近12か月の廃止届は4件で、うち真の閉局は0件・承継や移転で事業が続いたものは4件でした。薬局の場所・人口・処方せんの量まで、地域の実情がわかる粒度で見える化した詳細版です。
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薬剤師 ── 足りているのか利根医療圏の薬剤師偏在指標
薬剤師の多寡は市区町村ではなく二次医療圏の単位で国が算定しています。 加須市が属するのは埼玉県利根医療圏です(同じ圏域には行田市・羽生市・久喜市など9市区町村が含まれます)。 以下の数値はこの圏域全体のもので、加須市だけの数値ではありません。
薬剤師偏在指標は、厚生労働省が定める「医療需要(ニーズ)あたりの薬剤師の多寡」です (薬剤師の供給 ÷ 推計業務量)。1.0前後が需給の目安で、高いほど薬剤師が多く、 低いほど少ないことを表します。利根医療圏の薬局側は0.95で、 需給の目安である1.0前後です。2036年には1.13まで上がる見通しです。薬剤師の充足が進む方向を示します。 薬局と病院は別々に算定されるため、両者は一致しません。
地図 ── 薬局はどこにあるか加須市の薬局の分布
加須市の薬局分布地図です。騎西領用水路(新川用水)・葛西用水路が流れる地域です。加須市を長い方の軸(南北)で5等分すると、南端の帯に人口の9.2%・薬局1軒、北端の帯に人口の6.5%・薬局1軒。人口1万人あたりの薬局数は南端1.0軒/北端1.4軒です。加須市内の駅から500m以内に立つ薬局は28.2%(11軒/39軒・加須市内の駅5か所)。赤い丸は直近12か月(2025年5月〜2026年4月)の閉局です。利根医療圏の9市区町村では、この期間の閉局は合計4件でした。加須市の閉局は0件でした。名簿が12か月そろった18県の実績では、年間の閉局率は中央値1.8%(幅0.6〜3.6%)です。薬局39軒の地域なら、この基準率どおりでも0件になる確率は約49%あります。
- 1軒に預けられている人 ── その1軒が無くなると、加須市で何人が歩いて行けなくなるか
- 歩いて行けない人は誰か ── 75歳以上のうち徒歩10分圏の外にいるのは何人か、2050年にどうなるか
- 車が前提か ── 歩いて行けない人は、車なら届くのか
- 供給の履歴 ── 加須市の薬局は、いつ開いた店か
- 廃止届 ── 消えたのか、続いたのか(承継と本当の閉局を分けて数える)
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加須市の薬局持久度レポート(A4・6ページ)
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全国335の二次医療圏から、人口規模・高齢化率・薬局の薄さ・医薬分業率で似ている圏を、同じ県を除いて探しました(この圏は基準に合う候補が少なく、5圏に満たない場合があります)。
- 茨城県取手・竜ヶ崎 →49km高齢化率人口規模1軒あたり面積