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CrossHealth / 薬局持久度レポート
県内でいちばん小さな医療圏に、薬局13軒
壱岐医療圏(=壱岐市)の薬局を、供給・高齢化・距離で見える化。市区町村ごとの詳細レポートは順次公開します。
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壱岐市の薬局持久度レポート(A4・6ページ)
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壱岐医療圏は、壱岐市だけで構成される離島の圏域です。島まるごとでひとつの市、ひとつの医療圏——圏の中に頼れる隣の自治体がありません。薬局は13軒(長崎県の1.8%)。面積139.5km²は長崎県8医療圏で最も小さく、その島に薬局13軒があります。
この圏を構成する自治体は壱岐市ひとつだけです。圏=市なので、圏の数字はそのまま壱岐市の数字になります。薬局は13軒、65歳以上人口のピークは2025年で、2045年までに総人口-34.0%・65歳以上-23.0%とどちらも減ります。圏内で取り分を比べる相手がいないため、経営体力の変化(圏内での相対値)は定義上0になり、見るべきは絶対量(-23.0%)のほうです。1軒あたりの処方せんは現在13,855枚です。閉局については、直近12ヶ月(2025年5月〜2026年4月)に出た廃止届は0件でした。薬局が消えなかったという事実そのものは静かな朗報ですが、廃止届が無いため「引き継がれなかった割合」は分子分母が存在せず、定義できません(率はnull。0%ではありません)。また圏の薬局は13軒と小さな分母で、1軒閉じるだけで閉局率が7.69ポイント動きます。「閉局が出ていない」ことは「この先も出ない」ことを意味しません。名簿の掲載遅れにより、後から件数が立つ可能性もあります。なお、かかりつけ・地域連携・在宅の届出率は、長崎県では元データ(GMIS)が未取込のため算出していません(下の注記。(→ この波で、厚生局の施設基準届出受理医療機関名簿で数え直した届出率をこのページに載せました。GMISの自己申告からは算出できないという直前の説明は、GMISについてはいまも有効です。)0%という意味ではありません)。
地図 ── 地域差を見る壱岐市ひとつの圏域
この圏は壱岐市ひとつで構成されるため、圏内の色分け(経営体力の相対比較)はありません。地図は圏域=市の範囲を示します(単色)。65歳以上人口の変化(絶対量)は-23.0%です。離島圏のため、地図はインセット(別枠)で描くことを推奨します(Lv1の投影注記を参照)。
距離 ── 島の圏のものさし(直線)離島4圏の外の薬局まで、直線で中央値43.4km
壱岐医療圏は、長崎県に4つある離島医療圏のひとつです。圏内の薬局13軒から、離島4圏の外にある最寄りの薬局までは、直線で最短42.4km・中央値43.4km・最長53.7km。これは海上を含む直線距離であり、移動時間ではありません(航路・便数・所要時間のデータは持っていないため、時間としては出せません)。薬局1軒あたりの面積は10.7km²です。「離島4圏の外」は必ずしも九州本島側ではありません——離島4圏の外の市にも島嶼部があるため、「本土からの距離」とは書いていません。
徒歩圏 ── 「近くの薬局」の実像(直線近似)徒歩10分圏に住む人は29.5%(直線近似)
250mメッシュ人口(2025年推計)で見ると、壱岐医療圏で最寄り薬局まで徒歩10分圏(直線近似)に住む人は29.5%(県全体58.6%)、20分圏で48.9%です。徒歩10分圏の外には15,824人が住んでいます。なお、この値は供給点を圏内の薬局13軒だけに限定した参考値(island_ref)と完全に一致します。つまりこの圏の徒歩圏は圏内の薬局で決まっており、海をまたぐ直線近似がこの数字を底上げしてはいません。この値は直線距離×迂回係数1.3÷分速80mの近似で、OSRMの実道路網による実測ではありません(実測化すると数ポイント下がる傾向があります)。航路・便数・公共交通は含みません。
人口動態 ── 需要の源圏=市。65歳以上人口は、もうピークを過ぎている
もとをたどると人口の動きです。壱岐医療圏全体では、総人口は2.2万→1.5万人(-34.0%)と減り、65歳以上も0.9万→0.7万人(-23.0%)と減ります。高齢化率は41.5%→48.4%へ上がりますが、それは分母(総人口)の減り方が大きいからで、高齢者の実数が増えるからではありません。65歳以上のピークは圏全体で2025年——つまり起点の年です。圏=壱岐市なので、この動きはそのまま市の動きです。2050年になっても増えるという推計はありません。
構成 ── ランキングは作りません壱岐市
この圏は壱岐市ひとつで構成されるため、圏内の比較・ランキングはありません(順位が定義できないため)。薬局は13軒、65歳以上人口は絶対量で-23.0%(ピーク2025年)です。
県の医療計画県の医療計画は、この圏域をどう書いているか
この圏域を名指しした記述は、収録済みの計画本文からは見つかりませんでした。
くわしい数字壱岐市データ一覧
| 市区町村 | 薬局 | 高齢率 2025 | 1軒あたり処方せん 2025 → 2045 | 変化 |
|---|---|---|---|---|
| 壱岐市 | 13 | 41.5% | 13,855 → 13,855 | 0.0% |
※処方せん需要は壱岐医療圏(=壱岐市)のNDB実績です。機能の届出率は長崎県では算出していません(GMIS未取込)。(→ この波で、厚生局の施設基準届出受理医療機関名簿で数え直した届出率をこのページに載せました。GMISの自己申告からは算出できないという直前の説明は、GMISについてはいまも有効です。)個店のランキングは作りません。
この地図の使い方(3段階のドリルダウン)
- 長崎県(ひとつ上・Lv1)=8つの二次医療圏で「どの地域が細るか」をざっくり。
- 壱岐医療圏(このページ・Lv2)=圏=壱岐市の絶対量を見る。
- 市(詳細・Lv3)=境界・薬局分布・経営シナリオまで。
壱岐医療圏 1市区町村すべての詳細レポート(薬局持久度レポート会員向け・有料)
医療圏の型 ── 競争で減るのか、需要で減るのかこの圏は郊外型(需要減)に寄りますが、軒数が少なく目安です
薬局が閉じていく筋道には、大きく2つあります。ひとつは近くに薬局が多く、競争のなかで数が絞られていく道(都市型)。もうひとつは周りに薬局が少ないまま、患者そのものが減っていく道(郊外型)。壱岐医療圏にいまある13軒それぞれについて、どちらの効き方が強いかを計算し、閉局の起こりやすさで重みづけて足し上げると、競争側の比率は0.00です(0.5以上なら都市型、それ未満なら郊外型)。この地域は郊外型(需要減)にあたります。需要の側は、この地域の総人口が2025→2045で-34.0%です。社人研の推計では、この地域は減り方が急な側(20年で15%超の減少)に入ります。ただしこの圏にある薬局は13軒と少なく、比率は1軒の性格に引きずられます。目安として読んでください。全国47都道府県・335の二次医療圏・65,634行(うち移転や承継を除いた本当の閉局3,952件)を学習した統計モデルによる分類です。特定の地方だけで学んだモデルを他の県に当てはめたものではありません。共通の係数は47都道府県すべての実データから学習しており、この地域の値は、この地域に実際にある薬局の実測値から計算しています。この分類は「どの筋道で薬局が減りやすい地域か」を示すもので、個々の薬局の見通しではありませんし、出店や撤退の判断もしません。
機能の届出 ── 厚生局の名簿で数える地域支援・医薬品供給対応体制加算は、名簿の全店が届け出ています
薬局の機能は、これまで薬局機能情報提供制度(GMIS)の自己申告で数えていましたが、ここからは地方厚生局の「施設基準届出受理医療機関名簿」で数え直しています。壱岐医療圏でこの名簿に載っている保険薬局は13軒で、そのうち届出があるのは──地域支援・医薬品供給対応体制加算 13軒すべて、かかりつけ薬剤師(服薬管理指導料の注1)(推定) 6軒=46.2%、在宅薬学総合体制加算 2軒=15.4%、電子的調剤情報連携体制整備加算(推定) 11軒=84.6%です。名簿の版は令和8年7月1日版(東北厚生局=青森・岩手・宮城・秋田・山形・福島の6県のみ令和8年6月1日版。7月分が未公開のため入手可能な最新を使用)。8つの厚生局・47都道府県をすべて同じ月の版でそろえてあるので、県どうしを並べて比べられます(GMISの自己申告は県によって取り込みの穴があり、これができませんでした)。推定を含む項目があります。「かかりつけ薬剤師(服薬管理指導料の注1)」は令和8年度改定でかかりつけ薬剤師指導料・包括管理料は服薬管理指導料に統合され、単独の届出名称が無くなりました。新様式の名簿にある「服薬管理指導料の注1」を代理指標として数えた推定値です(告示・通知文の逐語確認はしていません)。「電子的調剤情報連携体制整備加算」は令和8年度改定で「医療DX推進体制整備加算」の後継と判断して数えた推定値です(同一制度の後継という対応関係は未確認)。分母は名簿に載っている薬局の数で、このページの他の場所に出てくるGMIS由来の薬局数とは出典が違うため一致しません。また届出は「その体制をとると届け出た」という記録で、実際に提供された量ではありません。
このレポートの範囲と、正直な限界
- 【このレポートで言えること】地域単位(二次医療圏・市町)の薬局供給と、将来の高齢人口から見た需要の傾き。地域の持続可能性を映すためのものです。
- 【言えないこと】個々の薬局の経営状態・存続の見通しは一切わかりませんし、扱いません。個店のランキングや「この店は無くなる」といった予測は作りません。出店・撤退の判断はしません。事実をお見せし、判断は読み手に委ねます。
- 【処方せんの推計】壱岐医療圏は壱岐市ひとつで構成されるため、圏の院外処方せん実績(NDB 2023年・年間180,114枚)がそのまま市の値です(按分はありません)。
- 【「経営体力の変化」の意味】この圏は壱岐市ひとつで構成されるため、圏内で取り分を比べる相手がおらず、経営体力の変化(圏内での相対値)は定義上0になります。見るべきは絶対量(65歳以上人口-23.0%)のほうです。圏全体として処方せんが増えるか減るかは、ひとつ上の階層(長崎県=Lv1)の需要指数で示しています(この圏域は2025年を100として2045年に77.0)。
- 【薬局数は2025年で固定】将来の推計では、薬局の数はいまのまま変わらないと置いています。新規開局・閉局による将来の店舗数の変化は含みません。
- 【高齢人口=需要の代理指標】処方せんの多くを高齢者が占めるという前提を置いています。受診率・在宅化率・オンライン服薬指導・後発品比率などの制度変更は織り込んでいません。
- 【★廃止届0件=率が定義できない圏です】集計期間(直近12ヶ月(2025年5月〜2026年4月))に、この圏域の廃止届は0件でした。真の閉局も移転・承継も0件です。「引き継がれなかった割合」は分子分母が存在しないため定義できません(JSONではnull。0%ではありません)。参考窓の暦年2025(0件)・初版の窓 2025年6月〜2026年5月(0件)も0件です。件数は2026年7月30日時点の名簿(2026年6月21日までの記録)による値で、名簿の掲載遅れにより今後件数が立つ可能性があります。
- 【年ごとの推移は参考値・2023年と2024年は下限です】JSONの clo_by_year は参考値です。名簿の号が2024年前後で5号欠けていることが号復元検証で確認されており(欠号: 2024-02・03・05・06・08)、2023年・2024年の件数は下限(実際はこれ以上)として読んでください。既定窓(2025年5月〜2026年4月)はこの欠号の影響を受けていません(無傷)。
- 【機能の届出率】厚生局の「施設基準届出受理医療機関名簿」(8厚生局・47都道府県を同じ月の版でそろえたもの)で数え直し、掲載に切り替えました。分母は名簿に載る13軒で、地域支援・医薬品供給対応体制加算100.0%/かかりつけ薬剤師(服薬管理指導料の注1)(推定)46.2%/在宅薬学総合体制加算15.4%/電子的調剤情報連携体制整備加算(推定)84.6%です。かかりつけ薬剤師と電子的調剤情報連携体制の2項目は、令和8年度改定で届出名称が変わったため代理指標を用いた推定です(本文に明記)。届出は「その体制をとると届け出た」記録で、提供実績ではありません。
- 【★徒歩カバー率は直線近似】徒歩10分圏カバー率29.5%は、250mメッシュ推計人口(2025年・22,451人)と県内の薬局から、直線距離×迂回係数1.3÷分速80mで近似した値です(walk_access.access_method = "fallback_haversine")。OSRM実道路網による実測ではなく、実測化すると数ポイント下がる傾向があります。最寄り薬局は市町・医療圏の境界を越えて探しています(越境あり・県境は越えません)。直線は海をまたいで測られるため、島では海をへだてた薬局を拾いうる近似です。公開済みの長崎医療圏Lv2にはまだこの軸が無く、次回更新で8圏そろえる予定です。この圏では、供給点を圏内の薬局だけに限定した参考値(island_ref)が標準値と完全に一致することを確認済みです=海またぎの直線近似はこの圏の値を歪めていません。
- 【★離島の距離は直線です】「離島4圏の外にある最寄りの薬局まで直線で中央値43.4km」は海上を含む直線距離(大圏距離)で、移動時間ではありません。航路・便数・所要時間のデータは持っていないため、時間としては出していません。また「離島4圏の外」は必ずしも九州本島側ではありません——離島4圏の外の市にも島嶼部があるため、「本土からの距離」とは書いていません。
- 【★圏そのものが小さい分母です】この圏域の薬局は13軒と20軒未満(small_n_area)で、圏レベルの率も1軒の動きで7.69ポイント動きます。「閉局が出ていない=安泰」とは読まないでください。
- 【薬局の範囲】調剤を行う薬局のみを対象とし、ドラッグストア専業(調剤なし)は含みません。薬局の位置は届出上の市町コードで割り当てています(未割当0件)。この圏域に薬局0軒の市町はありません。
- 【将来人口】国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(2023年推計)」。推計であり、実績ではありません。
- 【いま出していない数字】2045年の薬局店数の推計は、いまも出していません(参入と退出の数え方がそろわず、そのまま回すと全国で薬局が2割以上増える計算になってしまうため)。医療圏の「都市型/郊外型」分類は、供給の統計モデルが47都道府県フル学習になったので掲載に切り替えました。
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壱岐市の薬局持久度レポート(A4・6ページ)
薬局の分布と、同じ医療圏の市区町村どうしの落差を1冊にまとめました。出典と作成時点を入れてあるので、そのまま社内やご相談の資料にお使いいただけます。
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