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CrossHealth / 薬局アクセスレポート

徒歩10分では薬局に届かない人は、圏内の42.5%。
誰かにとって、歩いて行ける唯一の薬局は、64軒。

誰かにとって、歩いて行ける唯一の薬局は、値を出していない士幌町・上士幌町・鹿追町・新得町・中札内村・更別村・大樹町・広尾町・池田町・豊頃町・本別町・足寄町・陸別町・浦幌町を除いた値です。

北海道 十勝医療圏・19市区町村/いま=2025年・将来=2040年/薬局は厚生局 保険薬局名簿(2026年7月1日現在・近畿厚生局の管内=福井・滋賀・京都・大阪・兵庫・奈良・和歌山の7府県は6月1日現在)/概要版・無料 数字の出どころと数え方 →

42.5%
徒歩10分では薬局に届かない人(北海道31.3%・全国25.3%)
64軒
誰かにとって、歩いて行ける唯一の薬局(圏内の薬局の57.1%)
27.2〜100.0%
徒歩10分では届かない人の割合の、市区町村ごとの開き
141軒
圏内の薬局

なぜ数えるのか

「ここがなくなると遠くなっちゃって困るのよ」——閉局が心配されている薬局で、患者さんから聞いた声です。米国では、薬局が閉まったあと、残された人の服薬が続かなくなることが報告されています(処方薬を切らさず手元に持っていた日数の割合が、閉局のなかった人と比べて閉局後3か月で約6ポイント低くなり、その差が12か月続いた)。私たちが確かめた範囲では、日本で薬局が閉まったときに、服薬がどれくらい続かなくなるかは、まだ調べられていません。車を使えない人にとって、歩いて行ける1軒は、便利さではなく薬を受け取り続けるための足場です。制度の上でも、健康の相談や自宅への訪問を担う薬局が位置づけられています(健康サポート薬局・地域連携薬局/医薬品医療機器等法 第6条の2第1項第4号・同施行規則 第1条の2第2項第5号)。どこにその1軒があるかを知っておけば、閉まる前に、別の届け方を用意できます。

文・木内翔太

いま(2025年)── 歩いて届くか徒歩10分で届かない人は42.5%。市区町村では27.2%から100.0%まで開く

圏全体の42.5%は、北海道全体(31.3%)より大きい。開きの両端は帯広市と陸別町である。

帯広市:徒歩10分を超える人 27.2%/誰かにとって、歩いて行ける唯一の薬局 39軒(クリックで詳細)音更町:徒歩10分を超える人 60.9%/誰かにとって、歩いて行ける唯一の薬局 10軒(クリックで詳細)士幌町:徒歩10分を超える人 70.6%/誰かにとって、歩いて行ける唯一の薬局 —(クリックで詳細)上士幌町:徒歩10分を超える人 55.5%/誰かにとって、歩いて行ける唯一の薬局 —(クリックで詳細)鹿追町:徒歩10分を超える人 57.9%/誰かにとって、歩いて行ける唯一の薬局 —(クリックで詳細)新得町:徒歩10分を超える人 53.1%/誰かにとって、歩いて行ける唯一の薬局 —(クリックで詳細)清水町:徒歩10分を超える人 57.9%/誰かにとって、歩いて行ける唯一の薬局 5軒(クリックで詳細)芽室町:徒歩10分を超える人 44.1%/誰かにとって、歩いて行ける唯一の薬局 3軒(クリックで詳細)中札内村:徒歩10分を超える人 79.1%/誰かにとって、歩いて行ける唯一の薬局 —(クリックで詳細)更別村:徒歩10分を超える人 76.9%/誰かにとって、歩いて行ける唯一の薬局 —(クリックで詳細)大樹町:徒歩10分を超える人 75.7%/誰かにとって、歩いて行ける唯一の薬局 —(クリックで詳細)広尾町:徒歩10分を超える人 50.8%/誰かにとって、歩いて行ける唯一の薬局 —(クリックで詳細)幕別町:徒歩10分を超える人 45.1%/誰かにとって、歩いて行ける唯一の薬局 7軒(クリックで詳細)池田町:徒歩10分を超える人 71.1%/誰かにとって、歩いて行ける唯一の薬局 —(クリックで詳細)豊頃町:徒歩10分を超える人 79.5%/誰かにとって、歩いて行ける唯一の薬局 —(クリックで詳細)本別町:徒歩10分を超える人 76.9%/誰かにとって、歩いて行ける唯一の薬局 —(クリックで詳細)足寄町:徒歩10分を超える人 48.4%/誰かにとって、歩いて行ける唯一の薬局 —(クリックで詳細)陸別町:徒歩10分を超える人 100.0%/誰かにとって、歩いて行ける唯一の薬局 —(クリックで詳細)浦幌町:徒歩10分を超える人 60.6%/誰かにとって、歩いて行ける唯一の薬局 —(クリックで詳細)11 帯広市22 音更町33 士幌町44 上士幌町55 鹿追町66 新得町77 清水町88 芽室町99 中札内村1010 更別村1111 大樹町1212 広尾町1313 幕別町1414 池田町1515 豊頃町1616 本別町1717 足寄町1818 陸別町1919 浦幌町

10%以下10〜20%20〜40%40〜60%60%超
色=徒歩10分では届かない人の割合。市区町村をクリックすると、その市区町村のページへ進む。

番号=地図の市区町村(市区町村コードの順)・%=徒歩10分では届かない人

  1. 1帯広市27.2%
  2. 2音更町60.9%
  3. 3士幌町70.6%
  4. 4上士幌町55.5%
  5. 5鹿追町57.9%
  6. 6新得町53.1%
  7. 7清水町57.9%
  8. 8芽室町44.1%
  9. 9中札内村79.1%
  10. 10更別村76.9%
  11. 11大樹町75.7%
  12. 12広尾町50.8%
  13. 13幕別町45.1%
  14. 14池田町71.1%
  15. 15豊頃町79.5%
  16. 16本別町76.9%
  17. 17足寄町48.4%
  18. 18陸別町100.0%
  19. 19浦幌町60.6%

いま(2025年)── 歩いて行ける唯一の薬局誰かにとって、歩いて行ける唯一の薬局は64軒。圏内の薬局の57.1%にあたる

その唯一の薬局は圏内の薬局の57.1%にあたる(北海道37.3%・102市区町村を除く、全国35.2%)。

この数は、徒歩10分という1つの物差しで見た場合です。どの薬局も、在宅の訪問・健康の相談・夜間や休日の対応などで、地域を支えています。

その市区町村の薬局のうち、誰かにとって、歩いて行ける唯一の薬局の割合(色は地図と同じ)。軒数は補足の表に。「—」は、数字が1つの店を指してしまうため値を出していない市区町村です(薬局が1〜2軒の町、誰かにとって、歩いて行ける唯一の薬局が1軒の町など。1枚レポートと同じ線)。

2040年 ── 処方せん2040年の処方せんは、8.4%減る

圏内の院外処方せんは2025年の215万枚から2040年に197万枚へ、8.4%減る。院外処方率(圏内83.1%・北海道85.5%・全国80.7%)は全国の医療圏の中央値81.2%以上にあり、分業率の仮定は当てていない。

では、どうすればよいか薬局が10軒以上ある2市区町村すべてで、誰かにとって、歩いて行ける唯一の薬局が3割を超える

3割で選び分けても対象は絞れないため、圏内で徒歩10分では薬局に届かない13万人(42.5%)に、備える手立て(承継の相談先・自宅への訪問・オンライン服薬指導と配送)が使える状態にあるかを、確かめておくことができます。

無料レポート

十勝医療圏の市区町村の1枚(A4)

薬局の数と、歩いて届く範囲を、A4の1枚にまとめました。出典と作成時点を入れてあるので、そのまま会議やご相談の資料にお使いいただけます。受け取る地域をお選びください。

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補足数字の中身と数え方

19市区町村の数字(表)
番号市区町村人口薬局数徒歩10分では
届かない人
徒歩10分以内に
1軒しかない人
歩いて行ける
唯一の薬局
1帯広市 →161,3128227.2%34,76939軒(47.6%)
2音更町 →41,1301260.9%10,46610軒(83.3%)
3士幌町 →5,471170.6%1,607—
4上士幌町 →4,519355.5%——
5鹿追町 →4,975257.9%——
6新得町 →5,353353.1%——
7清水町 →8,480557.9%1,4525軒(100.0%)
8芽室町 →17,357644.1%4,7713軒(50.0%)
9中札内村 →3,795179.1%791—
10更別村 →2,931176.9%678—
11大樹町 →4,999475.7%——
12広尾町 →5,771450.8%——
13幕別町 →24,738745.1%9,3447軒(100.0%)
14池田町 →5,658271.1%——
15豊頃町 →2,767179.5%567—
16本別町 →5,886276.9%1,360—
17足寄町 →5,939348.4%——
18陸別町 →2,0581100.0%0—
19浦幌町 →3,903160.6%1,538—

番号は地図と同じ(市区町村コードの順)。人口は2025年の推計。「1軒しかない人」は、徒歩10分以内に薬局が1軒しかない人の数(1枚レポートと同じ値)。「誰かにとって、歩いて行ける唯一の薬局」の割合は、その市区町村の薬局数に対する割合。「1軒しかない人」の「—」は、薬局が無い・少ない町など、数字が特定の店の利用者を指してしまう町で、1枚レポートと同じく出していません。「—」は、数字が1つの店を指してしまうため値を出していない市区町村です(薬局が1〜2軒の町、誰かにとって、歩いて行ける唯一の薬局が1軒の町など。1枚レポートと同じ線)。見出しの64軒は、「—」の市区町村を除いた値です(表の軒数の合計と一致します)。

限界と数え方・地図の使い方
  • 出所:厚生局・GMIS・NDBオープンデータ・社人研の将来推計人口など。検算と不確実性は方法論のページに。
  • 言えること:地域単位(二次医療圏・市区町村)で、住民が歩いて薬局に行けるか。
  • 言えないこと:個々の薬局の見通し・個店の順位・出店や撤退の判断は扱いません。
  • 徒歩分:250mメッシュ(2025年推計人口)ごとに道路網(OSRM)で計算。十勝医療圏の外の薬局も歩いて届けば数えます。
  • 歩いて行ける薬局が1軒しかない人:徒歩10分以内にある薬局がちょうど1軒の人。その1軒が閉まると、歩いて10分では届かなくなる。
  • 薬局の数:厚生局 保険薬局名簿(2026年7月1日現在・近畿厚生局の管内=福井・滋賀・京都・大阪・兵庫・奈良・和歌山の7府県は6月1日現在)。調剤を行う薬局のみ。
  • 人口は2020年国勢調査をもとにした推計(社人研2023年推計)で、2021年以降の人口の動きは反映していません。薬局は2026年7月の名簿です。
  • なぜ10分か:国の都市評価は徒歩圏を半径800mとしています。これを不動産広告の換算(道路距離80mで1分)に当てると10分。CrossHealthはこの10分を目安に用いています(国土交通省「都市構造の評価に関するハンドブック(改定版)」令和8年1月 p.16・p.21/不動産の表示に関する公正競争規約施行規則 第15条第9号)。道路網の徒歩10分は、直線でおよそ600m相当で、800mより狭い範囲です(大阪・茨城・鳥取の72,834メッシュで一致率95.4%)。
  • なぜ数えるのか(出典):Qato DM, et al. JAMA Netw Open. 2019;2(4):e192606(米国の閉局と服薬の継続)/医薬品医療機器等法 第6条の2第1項第4号・同施行規則 第1条の2第2項第5号(薬局の役割)。
  • 地区の物差し:医師には、国が地区ごとに数える「無医地区」があります。薬局について国が公表しているのは、私たちが確かめた範囲で、町村に1軒も無いかどうか(無薬局町村)までです。
  • 誰かにとって、歩いて行ける唯一の薬局:徒歩10分以内に薬局が1軒しかない人がいて、その人にとってのその1軒。北海道内に住む人について数え、その1軒が北海道内にあるものに限ります。圏・市区町村の値は、その1軒の所在地(圏内・市区町村内)で数えています。
  • 処方せん:NDBの医療圏別実績に、年齢ごとの受療率を固定して将来人口を当てた推計(医療圏の単位。市区町村ごとの推計はしていません)。分業率の仮定:院外処方率(処方箋料の算定回数を、処方料と処方箋料の合計で割った値・NDBオープンデータ)が全国の医療圏の中央値(81.2%)より低い圏は、2040年までにその値まで上がるとしました。
  • 閉局:閉局の数は、名簿の版をそろえたあとに、この圏と都道府県のページで一緒に出します。
  • 医療圏は国土数値情報A38由来のマスタ(第8次医療計画準拠)。市区町村の境界は国土数値情報 行政区域(2024年1月1日)。
  • 県の「誰かにとって、歩いて行ける唯一の薬局」の数と割合は、数字が特定の店を指すことになる市区町村を除いて数えています(全国の値は除いていません)。
  • 全国の値(25.3%・35.2%・80.7%)は、47都道府県を同じ名簿・同じ物差しで数えた値です(1枚レポートと同じ計算)。