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令和9年度の専攻医シーリング方針が決定へ、小児科の特例追加や地域連携プログラムの要件緩和など3つの重要変更点を解説

引用元:https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_75965.html

引用元: https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_75965.html


令和8年9月4日に、令和8年度第2回医道審議会医師分科会医師専門研修部会が開催されました。

今回の会議では、主に令和9年度の専攻医募集に向けたシーリング案に対する厚生労働大臣からの意見案が議論されました。

さらに、令和10年度以降の制度設計に向けた中長期的な検討事項についても話し合われています。

地域医療の確保と医師の偏在是正を目指し、実務的な見直しや都道府県からの意見を踏まえた具体的な修正案が提案されました。

令和8年度第2回 医道審議会 医師分科会 医師専門研修部会

議事次第

令和 8 年 9 月 4 日( 金 )

1 6 時 00 分~ 1 8 時 00 分

(議事次第[51KB].pdf, Page 1)

1つ目の重要な変更点は、特別地域連携プログラムの連携先要件の緩和と、類似するプログラムの統合です。

具体的には、連携先となる地域における足下充足率の基準が、これまでの「0.7以下」から「0.8以下」へと引き上げられました。

小児科については、基準が「0.8以下」から「0.9以下」へと引き上げられています。

また、連携先の指定が「医師少数区域」から「都道府県が候補とした施設」へと変更され、地域の実情に応じた柔軟な選定が可能となりました。

さらに、特別地域連携プログラムと、連携プログラム(都道府県限定分)が1つに統合されることとなりました。

2.特別地域連携プログラム

・ 特別地域連携プログラムの連携先要件について

①足下充足率の基準を「0.7以下」から「0.8以下」に引き上げる。 ※小児科は「0.8以下」から「0.9以下」に引き上げ

②「医師少数区域」から「都道府県が候補とした施設」に変更する。

・ 特別地域連携プログラムと連携プログラム(都道府県限定分)を統合する。

(資料1ー1 令和9(2027)年度専攻医募集におけるシーリング案に対する厚生労働大臣からの意見案.pdf[1.9MB].pdf, Page 4)

2つ目の重要な変更点は、小児科におけるシーリング対象外となる医師の範囲に、新たな特例が追加されたことです。

都道府県との協議において、小児科の医師不足に関する実情を正確に反映すべきだという意見が寄せられました。

これを受け、小児科については、小児科医師確保計画で定める「相対的医師少数区域」で専門研修を行う地域枠などの医師についても、シーリング対象外とすることが決定されました。

この修正により、地域医療の維持に不可欠な若手小児科医の確保を、より実態に即して進めることが可能となります。

※ 小児科については相対的医師少数区域で専門研修を行う医師についてもシーリング対象外とする。

(資料1ー2 令和9(2027)年度専攻医募集におけるシーリングの基本的な方針[修正案](日本専門医機構資料).pdf[625KB].pdf, Page 6)

3つ目の重要な変更点は、通常プログラムの加算数算出に用いる指導医派遣実績の取り扱いです。

関係機関や学会などのデータ収集にかかる事務負担を考慮し、実績を新たに収集することは見送られました。

代わりに、令和8年度のシーリング算出に用いられた実績データをそのまま継続して使用することと決定されました。

ただし、令和9年度のシーリングにおいて、新たに加算数の設置対象となる都道府県の診療科については、令和8年度と同様の方法で新たに実績を収集し、算出に用いることとしています。

3.指導医派遣実績について

・ 通常プログラムの加算数の算出に用いる指導医派遣実績については、実績の収集等の負担等を考慮し、新たに収集することはせず、令和8(2026)年度のシーリング算出に用いた実績を使用する。

・ ただし、令和9(2027)年度のシーリングにおいて新たに加算数の設置の対象となる都道府県診療科については、令和8(2026)年度のシーリング算出と同様の方法で実績を収集し、算出に用いる。

(資料1ー1 令和9(2027)年度専攻医募集におけるシーリング案に対する厚生労働大臣からの意見案.pdf[1.9MB].pdf, Page 4)

令和9年度の専攻医募集に向けた専門研修プログラムの審査は、今後、厚生労働大臣の意見や要望を踏まえて、各研修施設や学会がプログラムの修正を行った上で、10月に審査が行われる予定です。

そして、11月からは採用活動が開始されるスケジュールとなっています。

また、今回の部会では、令和10年度以降のシーリングに向けて、指導医派遣実績の評価方法や、連携プログラムにおける連携期間の妥当性などについて、中長期的な視点から引き続き検討を進めていくことが確認されました。

医師の偏在是正に向けた取り組みがどのように進展していくのか、今後の議論が注目されます。

令和9年度専門研修プログラム募集のスケジュール(案)

厚生労働大臣の意見・要請を踏まえて各研修施設・学会プログラム修正

プログラム審査 10月(予定)

採用開始 11月~(予定)

(資料1ー1 令和9(2027)年度専攻医募集におけるシーリング案に対する厚生労働大臣からの意見案.pdf[1.9MB].pdf, Page 3)

令和10(2028)年度以降のシーリングに向けた検討

○ これまでの本部会におけるご意見や都道府県協議の内容等を踏まえ、令和10(2028)年度以降のシーリングに向けては、以下の事項を中心に検討を行ってはどうか。

・ 指導医派遣実績について

・ 連携プログラム等について

(資料2 令和10(2028)年度以降のシーリングに向けた検討について.pdf[1.9MB].pdf, Page 7)


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