千葉県山武長生夷隅(二次医療圏)山武市

CrossHealth / 薬局持久度レポート[市区町村詳細版]

山武市の薬局は、この先どうなるか

市内の「薬局の場所」「歩ける距離」「人口」「処方せんの量」まで踏み込んだ、薬剤師会・承継の実務で使える詳細版です。

対象 千葉県山武市(山武長生夷隅医療圏)期間 2025年 → 2050年詳細版

山武市には調剤薬局が25店あります。市の人口45,111人に対して、徒歩10分以内に薬局がある人は34.6%。言いかえると29,502人——市民の65.4%——は、いま歩いて薬局に行けません。これは千葉県内で薬局20軒以上の38市区町村のうち、最も低い数字です。

25
市内の薬局数
39.8% → 53.9%
高齢化率 2025 → 2050
34.6%
徒歩10分以内に薬局がある人
-18%
処方せん需要の変化(→2050)

山武市は2006年に成東町・山武町・蓮沼村・松尾町が合併してできた市です。薬局25店は旧町村ごとの中心部——成東駅周辺、松尾、蓮沼——に分かれて立地し、その間の農地・丘陵部が広く空いています。250mメッシュで最寄り薬局までの徒歩分数を計算すると、中央値は14.4分。徒歩10分以内は34.6%、15分以内で51.8%、20分以内でようやく66.9%です。市外の薬局まで含めて数えてもこの数字で(市内の薬局だけなら32.9%)、隣接市町に頼ってもアクセスはほとんど改善しません。人口は45,111人から27,339人へ-39.4%、65歳以上も17,934人から14,748人へ-17.8%と、高齢者そのものが減っていきます。高齢化率は39.8%から53.9%へ——2045年には市民の過半が65歳以上になる計算です。処方せんの需要は283,426枚から233,075枚へ-17.8%。いまの25店が全部残れば1軒あたりは11,337枚から9,323枚へ下がりますが、直近3年の実測ペース(年1.33%)で閉局が続き新規開局がゼロなら、2050年の薬局は18店、1軒あたりは12,949枚へ逆に増えます。需要が減るのに1軒あたりは重くなる——残る薬局に負担が寄る形です。機能の面では、かかりつけ薬剤師の届出が54.2%(13/24店)で、山武長生夷隅医療圏の59.4%・県の62.9%を下回ります。在宅対応は33.3%(8店)、地域連携薬局は25.0%(6店)。歩いて行けない人が65%いる市で、届け出ている在宅対応の薬局は8店です。

地図 ── 薬局はどこにあるか山武市の薬局の分布

山武市は2006年に成東町・山武町・蓮沼村・松尾町が合併してできた市です。薬局は旧町村の中心部(成東駅周辺・松尾・蓮沼)に分かれて立地し、その間の農地と丘陵が広く空いています。赤い丸は2025年の閉局(1件)です。

日向松尾成東
いまある薬局(25店)
2025年の閉局(1件)
河川
高速道路
位置は各薬局の実際の緯度経度です。個店の名前・ランキングは出しません。
この続き(徒歩アクセス・人口動態・経営2シナリオ・かかりつけ機能)は会員向けです。